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【首都スポ】

関東大学サッカー 日体大、2位法大と勝ち点並んだ 高井が後半戦5戦5発

2016年10月3日 紙面から

法大−日体大 前半37分、先制ゴールを決めた日体大の高井和馬(中央)は、イレブンと喜び合う=町田市の国士舘大鶴川サッカーグラウンドで(武藤健一撮影)

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◇日体大1−0法大

 第90回関東大学サッカーリーグ(東京中日スポーツ後援)は2日、各地で第16節の1部4試合と2部4試合を行い、前節まで1部3位の日体大は同2位の法大と対戦し、1−0で辛勝した。前半37分にMF高井和馬(4年・千葉SCユース)が決勝点を挙げた。両校の順位に入れ替わりはないが、勝ち点で並んだ。この勝敗により、法大と首位明大の勝ち点差は前節終了時の9から12へと広がった。国士舘大は1−0で桐蔭横浜大に勝ち、最下位から脱出した。第17節は8日と9日に行われる。

 今、ノリノリの点取り屋が日体大にいる。左サイドの攻撃的MFを務める高井だ。この日も決勝弾を突き刺し、チームを勝利へと導いた。

 前半37分、右からのクロスボールが逆サイドに流れてきたところに高井が待っていた。バウンドを合わせて左足を振り抜き、0−0の均衡を鮮やかに破った。

 「『来たな』という感じでした。いつも狙っている得意の形なので、落ち着いてシュートを打つことができました」

 それほどド派手には喜ばない男はクールに仕留めた後、心の中で「(よっ)しゃあ」と叫びながら、控えめにガッツポーズをつくった。

 高井は後半戦5試合のうち、4試合で得点を挙げ、好調さを見せつけている。高井が決めたゲームは4戦全勝で、日体大は前半戦終了時の8位から3位へとジャンプアップした。エースMFの活躍がチームをここまで引き上げたと言っていいだろう。

 「自分が決めれば勝てているという現実があるので、(勝つために)自分が決めなくちゃいけないと思っています」

 気がつけば、通算8ゴールまで上積みし、ランキングの首位に1点差と迫ってきた。「得点王を取れるところまで来たので、取りにいきたいと思います」と個人タイトルへの意欲を隠さない。

 「そのためには複数ゴールがほしいので、大学に入ってからまだ一度も達成したことがないハットトリックを狙います」

 リーグ優勝は明大でほぼ決まりだが、日体大はその首位チームと次節の一戦で激突する。「自分が決めて明治を倒したいという思いも強くもっています」と背番号「10」のモチベーションは高まる一方である。(関孝伸)

     ◇

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