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【ゴルフ】

片岡、ゆとりで首位タイ!! 精神面成長「ガツガツせず冷静に」

2016年10月1日 紙面から

トップ杯東海クラシック第2日15番で第2打を放つ片岡大育(野村和宏撮影)=三好CCで

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◇トップ杯東海クラシック<第2日>

 ▽30日▽愛知県みよし市、三好CC西C(7315ヤード、パー72)▽天候・曇り、気温25・0度、南西2・3メートル▽賞金総額1億1000万円、優勝2200万円▽108選手(うちアマ8人)▽観客2592人

 ツアー2勝目を目指す片岡大育(27)=Kochi黒潮CC=が首位をキープ。17、18番で連続バーディーを奪うなど6バーディー、1ボギーで67をマークし、通算9アンダーとした。2週前のANAオープンで優勝争いに加わりながら、積極性が災いしてミスを重ね、6位に終わったことを反省。ミスをしても傷口を最小限にとどめる考えが余裕につながっている。この日のベストスコアだった66をマークした池田勇太(30)=日清食品=が通算9アンダーで首位に並び、1打差で賞金ランキング1位の谷原秀人(37)=国際スポーツ振興協会=が追う。

 精神面に余裕のできた片岡が好調を維持している。前半は3バーディー。11番で初めてボギーをたたいたものの、12番のバーディーで取り返し、17、18番でもバーディーを重ねた。

 6番で約6メートル、18番では8メートル弱のバーディーパットを決めるなど、パッティングが好調だった。9月は、前週までの3試合で全て10位以内に入り、今大会も優勝争いの中心。「特に不安はない。良い時こそあまり良いと思わず、気を引き締めて丁寧にやっている」と、足元を見詰めながらの冷静なプレーが好結果につながっているようだ。

 2週前のANAオープンで経験した苦い思いが教訓になっている。ブレンダン・ジョーンズと首位争いをしていた第3日の18番でダブルボギーをたたき後退。2打差の2位でスタートした最終日も、1番のボギーで勢いに乗れなかった。

 ともに、ミスショットを挽回しようと積極的にグリーンへ近づけようとした一打が失敗し、傷口を広げた。

 「攻めるところは攻めるが、失敗した時に一度引いて考えられるか。最後まで勝負をもっていくためには、そこをはっきり分けないといけないと思った。4日間をトータルで考え、無理をして(好位置を)狙うのではなく、一打下げてもいいからガツガツせずに冷静にいきたい」

 やみくもに前を目指すのではなく、引く時は引く。現在の好調が続けば、ツアー2勝目は近いはずだ。(堤誠人)

 

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