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【ゴルフ】

ビリケン藤本、32位から4位急浮上 6連続バーディー 結婚後初Vだ!

2016年10月2日 紙面から

1番で2打目を放つ藤本佳則=三好CCで(板津亮兵撮影)

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◇トップ杯東海クラシック<第3日>

 ▽1日▽愛知県みよし市、三好CC西C(7315ヤード、パー72)▽天候・曇り、気温25・7度、西南西1・8メートル▽賞金総額1億1000万円、優勝2200万円▽73選手(うちアマ3人)▽観客4225人

 32位から出た藤本佳則(26)=国際スポーツ振興協会=が、6連続バーディーを含む9バーディー、1ボギーで64をマークし、通算9アンダーで首位と3打差の4位に急浮上した。2014年の結婚後は未勝利。3年ぶりのツアー優勝で妻子に朗報を届けたいところだ。1打差の3位でスタートした谷原秀人(37)=同=が通算12アンダーで単独首位。第2日まで首位タイだった池田勇太(30)=日清食品=は1打差の2位、片岡大育(だいすけ、27)=Kochi黒潮CC=は2打差の3位で谷原を追う。

 久しぶりの優勝が視界に入った。バーディーラッシュで32位から4位に急浮上した藤本は「きょうは、ショットもパットも言うことはないんじゃないですか」と誇らしげに胸を張った。

 2番のバーディーで弾みがつき、4番からは6連続バーディー。5番パー3では6メートル近い第2打を沈め、7番パー5ではピンから約10メートル地点に2オンするなど手が付けられない状態だった。前半は7バーディー、ノーボギーでハーフの大会最少記録に並ぶ29をマーク。学生時代からいい思い出がないというツアー屈指の難コースでの好記録に、「予選を通って、ヨメさんからは『奇跡だね』と言われた。一番嫌いで苦手なコースだったのですごい」と驚いていた。

 一家の大黒柱としての責任感が重くのしかかっている。14年1月の結婚後は2位が5度あるものの未勝利。「情けない旦那ですよね。ヨメさんも口には出さないけどそう思っていると思う」と苦笑いを浮かべる。

 父親としても、2人の子どもに晴れ姿を見せたいという気持ちが強い。父がゴルフをすることが分かり始めた長男は、今大会直後の5日が2歳の誕生日。次男は12月で1歳になる。短い子ども用のパターを手製するほどの子煩悩が、優勝した時にどんな表情を見せるのか楽しみだ。 (堤誠人)

 

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