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【ゴルフ】

イ・ボミ「今季中にあと1勝」 日本20勝で韓国の永久シード獲得

2016年10月4日 紙面から

本間ゴルフの新製品発表会に出席した(前列左から)笠りつ子、イ・ボミ、キム・ハヌル、(後列左から)藤本佳則、谷原秀人、小田孔明=東京都内で(松岡祐司撮影)

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 日本女子オープンを体調不良のため棄権した韓国のイ・ボミ(28)が3日、次戦のスタンレーレディス(7日開幕、静岡・東名CC)で戦列復帰する考えを明らかにした。東京都内で開かれた本間ゴルフの新製品発表会に出席後、「大事な試合が続くので、もう一回、頑張ろうと思う」と明言。韓国女子ツアーの永久シード獲得条件となる日本ツアー通算20勝へ王手をかけているだけに、「(今季中に)あと1勝したい」と意欲的に語った。

◆先週棄権も…今週出場する!

 愛くるしい笑顔の裏側で、イ・ボミの心身は限界に達していた。

 「体力的にとてもきつかった。頭も混乱して、体も疲れている。大事な試合で棄権したのは悔しかったけど、休みたいというのが本当(の気持ち)だった」

 今季は日米ツアー計24戦に出場。国内ツアーの出場義務規定などにしばられ、疲れた体にむちを打ち続けてきたが、最近は3戦連続でトップ10入りを逃し、「期待に応えられないのがきつくて…」。8月中旬から7週連続出場となった日本女子オープンの初日をホールアウト後、「体も頭も休めた方がいい」と棄権した。栃木県那須烏山市の会場から神戸市内の自宅へ戻り、「ゴルフのことは考えたくない」と3日間、完全休養した。

 母ファジャさんが作ってくれたキムチチゲやチャーハンなどを食べ、体調は回復傾向にあるといい、「もう一回、頑張ろうという気持ち」とイ・ボミ。心身を気丈に奮い立たせ、昨年大会で優勝した今週のスタンレーレディスで復帰する意向だ。

 今季4勝を挙げ、賞金ランクトップを独走中。さらに、韓国ツアーの永久シード獲得条件となる日本ツアー通算20勝にあと一歩と迫っているとあって、イ・ボミは「もう1勝したら、20勝になる。先週はショックだったけど、一試合一試合を大事に、調子を戻して頑張りたい」と笑顔で話した。 (松岡祐司)

 

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