これまで静止画で発表されていたSayaだが、今回は、現在のフルハイビジョンの16倍にあたる超高精細8K映像モニターでの動画で公開される。
生きてる? 3DCG女子高生・Sayaが動画で公開!
女子高生キャラクターのSayaは、石川晃之さん、石川友香さん夫妻による3DCGアーティストユニット・TELYUKAによる作品。発表以降、人に似た非人間的なものに感じる嫌悪感、いわゆる「不気味の谷」を超えた限りなく実写に近いキャラクターとしてメディアに取り上げられ、注目を浴びた。Sayaの2016verです(•̀ᴗ•́)。去年の発表から色々な皆さんの反応を頂きつつコツコツと改良を重ねてきました。既に動きのシステムも稼動していて秋の展示会へのお披露目に向けて制作中です、詳細は今後アナウンス予定です。 pic.twitter.com/kOGcMx96co
— Telyuka@CEATECで動画 (@mojeyuka) 2016年9月9日
発表から約1年、人の印象により近づけるため、パーツや顔の造りを日々見直し調整。さらに、人の動きをデータ化するパフォーマンスキャプチャで動きを取り込み、仕草を反映したそうだ。
アートディレクションを担当する石川友香さんは、以下のようにコメントしている。
最近のCG業界では、人間を造形する際にキャプチャ技術を使用して3Dソフト内で構成するワークフローが殆どなのですが、「Saya」の造形はアーティストが全て手作りで再現する手法を取っています。写真を一切使わずに、アーティストの目と感性で創り出したバーチャルヒューマンは、“独特のゆらぎ”と“不確実性”を持つのではないか、キャプチャで再現されたキャラクタとは違う魅力を発揮できるのではないか、そこに一種の個性が発揮されるのではないかという期待から、制作手法を構成していきました。なので、まだまだ本物の人間に到着するまでは研究が必要ですが、時間をかけてじっくり作られた「Saya」をご覧頂けたらと思います
TELYUKA 石川友香さんコメント/SHARP Blogより引用
イベント情報
CEATEC JAPAN 2016(シーテック ジャパン 2016)
会期 | 2016年10月4日(火)~ 7日(金)午前10時~午後5時 |
会場 | 幕張メッセ 千葉市美浜区中瀬2-1 |
入場 | 全来場者登録入場制 |
当日登録 | 入場料一般1,000 円・学生500 円 |
学生20 名以上の団体および小学生以下は入場無料 | |
Web 事前登録者・招待券持参による当日登録者:入場無料 |
関連商品
人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)
著者:松尾 豊
発売 : 2015年3月11日
価格 : 1,512円(税込み)
販売元 : KADOKAWA/中経出版
この記事へのコメント(0)
SNSにも投稿する
twitter_flag facebook_flag