「世の中にないモノを創り出す技術集団」を自称するベンチャー企業セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズが、1年ほど前に開発を発表していた全自動洗濯物たたみ機「/ Laundroid 1 - ランドロイドワン -」を2017年3月より予約販売すると発表しました。販売対象は「『世界初の全自動衣類折りたたみ機をいち早く体験したい』という、屈指のイノベーターの方」とのこと。ちなみに、Laundroid 1の名前の頭には"/ (スラッシュ)"がつきます。
ただたたむだけでは、洗濯物の片付けは終わりません。/ Laundroid 1は、(あらかじめ設定すれば)たたんだ衣類を持ち主ごとまたはアイテム種別ごとに自動的に仕分けます。
画像解析にAI、とロボット工学という3つの先端技術を組み合わせたハイテクマシンながら、落ち着いた外観はひと回り大きい冷蔵庫といった風情の/ Laundroid 1ですが、セブンドリーマーズによるとすでにハードウェアの開発は完了しています。残すところは自動折りたたみ機能の中枢となるソフトウェアで、2017年3月からの予約販売分はベータ版ソフトウェアを搭載する製品になるとのことです。
また製品の販売対象はセブンドリーマーズが言うところの「屈指のイノベーターの方」。イノベーターがどのような人を意味するのかはリリース文からはわかりませんが、マーケティングで使われるイノベーター理論における5グループのなかの「イノベーター」だとすれば、かなりの不具合もものともせずひたすら/ Laundroid 1の価値を信じて使える人、ということになりそうです。
では、一般の人が気軽に使える完成版Laundroidがいつになるのかといえば、リリース文には2018年3月と記載されており、まだ1年半ほどはまたなければなりません。セブンドリーマーズは、10月7日まで幕張メッセで開催中の「CEATEC JAPAN 2016」に /Laundroid 1 を出展しています。とりあえずどんなものか見てみたいなら足を運んでみてはいかがでしょうか。
ちなみに/ Laundroid 1の大きさや重量、消費電力量、価格といった各種仕様は現在のところ公表されていません。本気で購入を考えるならそれなりの予算を確保する必要がありそうです。