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【サッカー】長谷部、10月の2戦で「勝ち点6取る」 イラク戦でW杯予選最多出場へ2016年10月4日 紙面から
サッカーの日本代表は3日、さいたま市内で2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア最終予選第3戦・イラク戦(6日・埼玉スタジアム)に向け、約1時間半、汗を流した。MF長谷部誠(32)=アイントラハト・フランクフルト、MF香川真司(27)=ドルトムント=らが合流し、計20人になった。主将の長谷部はイラク戦に出場すれば、W杯予選通算32試合出場となり、DF井原正巳(元横浜Mなど、現福岡監督)と並ぶ歴代1位タイになる。歴史に名を残すキャプテンは、オーストラリア戦(11日・メルボルン)を含めた今月の2試合で「勝ち点6を取る」と誓った。 長谷部が大記録を刻む。イラク戦に出場すれば、井原のW杯予選最多出場32試合に並ぶ歴代1位タイ。2006年2月10日の米国戦でAマッチデビューを飾ってから約10年積み上げてきた輝かしい記録だが、チーム状況は厳しい。 最終予選初戦となったUAE戦(9月1日・埼スタ)は1−2でまさかの敗戦。1998年W杯フランス大会アジア最終予選以降、黒星発進のチームのW杯出場確率は0%という重荷を背負った。自身3度目のW杯予選で最大の危機を迎えたが、百戦錬磨の主将の言葉は力強かった。 「自分たちの価値を証明しないといけない。シンプルに答えはピッチにある。初戦負けたことで2試合の意味合いを感じている。(10月の)この2試合で勝ち点6を取り返す。そういう気持ちがある」 06年W杯ドイツ大会のアジア予選以降、W杯予選で埼玉スタジアムの成績は18試合で15勝3分けだった。しかし、UAE戦での敗戦で不敗神話もストップ。10月の2試合の結果次第ではハリル監督の進退問題に発展する。だが、長谷部の言葉には一点の曇りもなかった。 「敗れて見えてきたものもある。選手だけでなく監督、コーチ、スタッフでかなりコミュニケーションを取っている。そこはポジティブに考えている」。10年W杯南アフリカ大会直前に不振にあえいだ日本代表で急きょ主将に任命され、ベスト16進出の原動力となった。W杯予選を最も知る希代のリーダーが10月反攻の旗手となる。 (占部哲也) ◇W杯アジア予選出場試合数[1]井原 正巳(横浜M)32 <2>長谷部 誠(Eフランクフルト)31 <3>遠藤 保仁(G大阪)30 <4>岡崎 慎司(レスター)29 <5>三浦 知良(横浜FC)26 <7>川口 能活(SC相模原)25 <8>香川 真司(ドルトムント)24 <9>今野 泰幸(G大阪)23 <9>長友 佑都(インテルミラノ)22 <10>玉田 圭司(C大阪)21 【注】<>数字は現役、カッコ内は現所属クラブ(井原は主な所属クラブ) PR情報
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