蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【大リーグ】マエケン、メジャー最短KO PSへ「切り替える」2016年10月4日 紙面から
◇ジャイアンツ7−1ドジャース【サンフランシスコ穐村賢】大リーグは2日、各地で15試合を行い、ドジャースの前田健太投手(28)はジャイアンツ戦で2イニング2/3を9安打5失点で11敗目(16勝)を喫した。ジ軍が7−1で勝ち、ワイルドカード(WC)でのポストシーズン(PS)進出を決めた。マーリンズのイチロー外野手(42)はナショナルズ戦の5回に代打で右前打を放って1打数1安打。カブスの川崎宗則内野手(35)はレッズ戦の5回から二塁守備で出場し、1打数1安打。レギュラーシーズンはこの日で全日程終了、4日(日本時間5日)からPSが開幕する。 PS進出を懸けて挑んできたジ軍打線の勢いに、前田がのみ込まれた。 初回、上位打線に6球で3連打を浴びて2点を失うと、2回にも3失点の大乱調。7人の左打者を並べたジ相手打線に高めに浮いた変化球をことごとく狙われ、痛打されるという繰り返し。修正もできず、3回に2死満塁のピンチを招いた時点で早期降板の憂き目に遭った。 2イニング2/3での降板はメジャー最短。9安打もワーストで、5失点もワーストタイという散々な内容でシーズン最終登板を終えた前田は「コントロールもそうだし、スピードも切れも全部悪かった。悪いなりの投球ができなかった」と猛省しきりだった。 ただ、メジャー1年目にして16勝を挙げ、地区優勝に大きく貢献した右腕は「とりあえずローテーションを守ってシーズンを終えられた。充実したレギュラーシーズンだった」。この日の登板で32先発登板も果たし、新たに出来高払い150万ドル(1億5150万円)をゲット。1年目の日本人投手として最多となる17勝到達はならなかったが、年俸総額は開幕前の312万5000ドル(約3億1560万円)から、出来高を含めて総額1290万ドル(約13億300万円)にまで増えた。 PSに向けて連敗でシーズンを終えることになったが、前田は「切り替えて次に向かうしかない。優勝が決まった後の2敗は僕の中ではどうでもいい」と気にする様子はなし。ナショナルズとの地区シリーズ3戦目での先発が既に決まっている右腕は「気持ち良く登板を迎えられるように調整して、しっかり勝てるように頑張りたい」と先を見据えた。 PR情報
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