2016年10月03日

新小牧市立図書館建設審議会の内野会長が辞任されました

 9月30日のブログで「若い時、医師と毎晩のようにやった麻雀で鍛えた私の勘ピューターは、種々の情報を処理した結果、『内野会長 第11回審議会冒頭で辞任』と、アウトプットしています」と記述いたしましたが、私の優れた勘ピューター通り、本日午後1時30分から開催された第11回審議会の開会に先立ち、内野会長が辞任表明をされました。

★本日の審議会の流れ

大野教育部長(事務局)の発言(要旨)
 先ず、本日午後1時過ぎに、小牧の図書館を考える会から審議会の会長宛に要請書が提出されましたので配布させていただきました。
 本日は、事前に配布させていただいた資料に基づいて審議を進めさせていただく予定でしたが、先ほど内野会長より、皆さまに挨拶したいということでありますので、内野会長よろしくお願いいたします。

※予定された議事は「新図書館の建設計画について(基本計画書第7章」でした。
※傍聴者は54名でした。

小牧の図書館を考える会から内野会長宛に提出された要請書
(1ページ)
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(2ページ)
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内野会長の辞任の言葉(要旨)
(全てを正確にメモできませんでしたので、空白の部分がありますが、内野会長の想いはお伝えできたと思います。内野会長の正確な発言は、今後公表される会議録でご確認ください)

 先ず、9月12日に予定されていた第11回審議会に際しましては、急遽、私用が出来たということで、審議会が延期という形になり誠に申し訳なく思っています。

 今般、小牧の図書館を考える会が、「審議会では、市民の意見も聞かないで、駅前A街区に図書館を建設しようとしています」とした署名運動を行っています。

 小牧の図書館を考える会の代表であり、審議会の一員でありながら、このような行為を事前に会長である私に、(   )ことは、私への不信任・警告を世間に公表されたと捉えざるを得ないと思っております。

 私の会の進行が、誤ったものであるのであれば、数多くの委員の皆さん、また市の執行部から、そのような指摘は免れないものと思っています。
 しかし、これらは私のもとには届いておりません。先月の市議会の一般質問ても、「審議会の運営について、毎回、会議を適正かつ的確に進行していただいている」との教育長が答弁や、教育委員会においても、「私の会議の進行になんの問題もない」との見解が示されたと聞いています。
 また、共産党を除く市議会の全会派の代表が、「今回の小牧の図書館を考える会の署名活動は許さない」、「毎回、会議を丁寧かつ的確に進行している」との書面をいただいている。
※9月16日に、山下市長、澤田議長、安藤教育長、山田図書館長の4人が東京へ行き、内野会長と面談されたとのことです。内野会長は茨城県にお住まいです。

 審議会の運営に関しては、私の個人的な見解で会議を運営しているものではありません。委員の発言は組織の代表として、また、市民の声を代弁するものとして、それは市民の声であり、的確に各分野の専門家の先生方の意見と足したような意見を尊重しつつ続けてきたつもりです。
※各分野の専門家の先生は、学術経験者の委員のことと思います。
 「市民の意見を聞かないで議論が進んでいる」と表現されることは、会長として非常に遺憾であり、また、他の委員さんも心を痛めていると思っております。

 また、毎回、審議に先立ちまして、何の課題を中心に審議をするか、時に順番を変えることもあります。
 限られた時間の中で、何を優先をして審議をすればいいのか、皆さんに諮って進めてきたつもりです。
 それが何ゆえに批判をされなけでばならないのか、正直申し上げて理解できません。
 
 私は、小牧で仕事をするようになってから、お二人のブログを読むようになりました。どちらも毎回審議会の傍聴をされている方のようでございます。
 1つは、私の審議会での発言や会の進行について、理解を示してくれている方のようで、自分で言うのもチョット恥ずかしいのでですけれども、私が会長に就任したことを、「奇跡だ」とか「神様が天から小牧市に舞い降りた」との過分な言葉をいただ生けいます。
 
 もう一方は、この方が、小牧の図書館を考える会の方かどうかは、私は掌握しておりません。ただかなり批判的に、私を捉えられているようでございます。
 批評的意見があるのは当然です。ただ、根も葉もない誹謗中傷、例えば8月15日のブログは、「東久留米図書館では分館に指定管理者制度を導入した年に内野さんが講演を行っていました」という表題でございます。

 内容的には、「私が講演したところでは指定管理になるのではないか」とも読めるような、揶揄さるようあ文章でございました。
 私は、講演や著作でも、「図書館は人で決まる」と一貫して主張してきました。ですので、国内で400館以上の図書館を視てきています。
 必ずしも直営が優れていて、指定管理が劣っているといった単純に運営形態の問題ではなく、そこで働く図書館員の労働意欲、または、図書館員の人員管理といった自治体の図書館政策に貢献したいと思う中で、指定管理の図書館に限らず、直営で非正規職員として恵まれない条件で働いている図書館員の労働条件を改善すべきだという点は私の一貫した主張であり実践でありあます。
 私の本をお読みなればお分かりになるはずですが、ところが、「私が指定管理の推進派」というような書き方をされるのであれば、極めて心外でございます。

 事実を申し上げますと、東久留米図書館は私が講演した1年後に、「再度講演をしてほしい」との依頼がございました。
 ただ、テーマが指定管理という内容でありましたので、私は、今、小牧市の審議の会長である立場であることから辞退致しました。
 私が指定管理の推進派ならば、講演依頼をしてくるでしょうか。こういったことを書かれることは極めて心外です。
 
 私は、鹿島時代も塩尻でも、非正規職員の待遇改善に、ひたすら務めてまいりました。そして引き続きカウンターの(   )検討をきっぱりと断ってきました。それが私の(   )に対する考えです。

 一体、私が小牧市に何をしたというのでしょうか、何故、こんな辱めを受けなければならないのでしょうか。
 60年生きてきて、このような侮辱されるのは初めてです。そして、これほど心労を覚えるのも初めてです。
 それが私の発言や行動に起因するのであれば、見解の相違となりますが、私は、この審議会の中間のとりまとめ、これからのことですが、「A街区以外の立地場所がありますよ。そして慎重に計画を行っていただきたい」という文言を書くつもりでありました。
  出された意見は(   )、それを審議会の見解として述べるつもりでした。審議会は、図書館建設の決定権の部門ではございません。
 専門的な見地から、あるいは、所属する組織の立場からのご意見をまとめ答申するをするものです。
 意見を切り捨てる、内容によっては、こういう風に意見を取りまとめるものではないという私の   に、どうして小牧の図書館を考える会の方々は、こうして私を捉えたのか、正直理解出来ません。

 初めて小牧に来たとき、小牧駅構内で、一冊の可愛いメモを見つけました。小牧山の挑戦です。
 こうした本が作れる自治体があることを嬉しく思いました。私のラジオ番組で紹介いたしましたら、全国各地から取り寄せがありました。

 新しい図書館建設をめぐって、議論をしてまいりました。それは誇りでもありました。車で小牧に来た時には、できる限り市内を歩きました。どういう街なのか、この目で確認するためであります。
 市内の書店の穴をみました。どういう本が届いていないのか、これは私の習性ででやっています。

 これまで多くの時間を割いて、小牧市のために働いてきたつもりですが、ここまで侮辱される、事実を歪曲し、(   )されては審議会委員としての職を辞めざるを得ません。
 極めて傲慢でありますけれど、ここに辞意を表明し、(         )の考えです。
(この後も1分程内野会長のお話がありましたが、胸が詰まってメモを取れませんでした)
 
(最後に)私が取り仕切るべき会議でありますが、とても会議を進行出来る状態ではありませんので、今日はこれで退席をいたします。(以上)

 
 内野会長が挨拶の中で取り上げられたブログは、こまき無答塾ブログと、瑞穂図書館を考える会ブログ(管理者は五十嵐という方で、小牧市民ではないと思います)です。
 内野会長が退出される時、瑞穂図書案を考える会ブログの管理者が、「内野さん待ってください」といって傍聴席で立ち上がり、「何をもって誹謗中傷だ・・・」というようなことを大きな声で言いました。
 私は、事務局職員席に向かって、大きな声で「退席させろ」といいました。他の傍聴者からも、私と同様な発言があり、3〜4名の事務局の方が、抑え込むようにして会議室の外へ連れ出しました。


その後の会議

 休憩後、伊藤会長代行の進行で、「1.内野会長辞任表明に対する意見」「2.小牧の図書館を考える会の要請書に対する意見」について、退席された内野会長、伊藤会長代行、欠席者(森澤委員)の3名を除く18名の委員の方がそれぞれの意見をのべられました。

1.については、渡辺委員を除く全委員が、「引き続き内野氏に会長を続けて欲しい」と発言しました。
※伊藤会長は、18名の委員の意見を聞く前に、小牧の図書館を考える会から提出された要請書に添付された署名3,296筆について「この中には、代筆や小牧市民以外の人の署名が含まれている」と、署名に対する問題点を指摘されました。
※また、鈴木英治議員から、「名簿から拾った署名も含まれているかもしれないから、点検しなければならない」と言われました。私も、儒民投票前の直接請求時の署名要請に夫婦で応じましたので、「その時の署名が流用されているかもしれない」と恐ろしくなりました。
※渡辺委員も伊藤会長大工に促され、何時ものようにピント外れの発言しましたので、伊藤会長代行から、「私の質問したことに答えてください」と注意されました。
 
2.については、小牧の図書館を考える会の渡辺委員、郷治委員を除く16名の委員が、要請書に厳しい批判発言をいたしました。


★私のコメント
 
 大半の委員は、「内野会長に引き続き会長をしていただきたい」と発言されましたが、「内野会長が辞意を撤回されることは、100%、いや1000%ない」と、私は判断していますので、間違いなく次回(12回)の審議会の開催なく、審議は無期限で延期されると判断しています。

 内野会長の辞任表明の理由として、小牧の図書館を考える会の極めて幼稚な活動がクローズアップされており、明日の朝刊各紙でも、その点が強調されると判断していますが、私の見方は少し違います。(あくまでも、私の味方ですが・・・)

 勿論、小牧の図書館を考える会の行動も大きく影響していますが、私は、@山下市長のラピオ移設妨害行為A山下市長の独善を監視できなかった小牧市議会のふがいなさB教育委員会の審議会委員選任ミスC山下市長の指示とはいえ、従わざるを得なかった関係する小牧市職員の責任D学術経験者以外の16名の委員のうち殆どの委員の認識・勉強不足E山下市長・小牧市議会の監視不足であった私たち小牧市民の責任、それらが大きく影響していると判断しています。

 内野会長は挨拶の中で「一体、私が小牧市に何をしたというのでしょうか、何故、こんな辱めを受けなければならないのでしょうか」と発言されました。
 傍聴席で胸が張り裂ける想いで伺いましたが、内野会長をこのような発言に追い込んだのは、小牧市が全国の公共公共図書館関係者近隣市町の自治体の首長・職員・議員に、小牧市の恥をさらした最大の責任者は、平気で市民に嘘を続け、リーダーシップが欠如し、独善に陥っている山下市長山下市長を監視するどころか、一体となって行動した多くの小牧市議会議員であります。


 私は、過去の責任、それはそれとして心に刻み込み(横に置き)、再出発をしましょう、その姿を内野安彦氏に見せることが、内野氏に対する最大の謝罪であります

 「出直そう小牧」、「点検しよう小牧の財政状況」、「見つめようラピオビル(小牧都市開発梶jの経営安定化」、「見直そう小牧駅周辺整備計画」、「原則を守ろう二元代表制」・・・・・・
posted by お好みシェフ at 23:28| Comment(0) | 地方自治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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