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【プロ野球】

巨人、また沢村でサヨナラ負け 内海の10勝飛んだCSへ不安1敗

2016年10月1日 紙面から

阪神−巨人 9回裏1死満塁、阪神・俊介にサヨナラ犠飛を打たれる巨人・沢村=甲子園球場で(飯室逸平撮影)

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◇阪神2−1巨人

 阪神が逆転サヨナラ勝ちで6連勝。1点を追う9回に代打福留の適時打で追い付き、なお1死満塁から俊介が犠飛を放った。金田が今季初勝利。巨人は8回に代打長野の二塁打で均衡を破ったが、沢村がリードを守れなかった。

 巨人の守護神・沢村が内海の3年ぶり10勝をぶちこわす大失態を演じた。1点リードで9回、締めくくるはずの沢村が抑えきれずに4連打を浴び、逆転サヨナラ負けの現実を突きつけられた。

 肩を落とし、眉間に力を込めた守護神は「内海さんの10勝というのは、十分分かっていたし、何と言ったらいいのか…言葉が見つからないです。チームに迷惑をかけて、ふがいないと思っています」と猛省した。

 8回2死二塁、内海の代打で長野が初球を狙い打って1点を先制。このリードを守り切れば内海は3年ぶり8度目の2桁勝利を手にするはずだった。

 沢村の背信に指揮官も「1年、この形でやってきて、今日もいつも通りに終われれば良かったと思いますけどね…」とがっかりした表情。内海が粘り強い投球を続けていただけに、苦々しいものが残る試合となった。

 巨人はCSに向けて主力を休ませているが、やはり主力抜きではとても戦えない。リーグトップの37セーブでタイトルを確定させている守護神がこのありさまでは、高橋監督が掲げた「下克上」を実現させるには不安いっぱいの結末となった。(園田佳子)

 

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