蹴球探訪
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【芸能・社会】麻央、手術していた!ブログで公表 「根治ではなく、QOLのため」2016年10月2日 紙面から 歌舞伎俳優、市川海老蔵(38)の妻で乳がん闘病中のフリーアナウンサー小林麻央(34)が1日、自身のブログを更新して手術を受けたことを明かした。 ブログでは、具体的な日時は不明だが、「病院の先生方の勇断により、先日、手術を受けることができました。術後、徐々に回復してきたため、ご報告させて頂きます」とつづった。 ただ「私の場合、根治手術ではなく、局所コントロール、QOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)のための手術です」とも告白。「一時は、胸や脇の状況が深刻になってしまったため、手術さえも選択肢にありませんでした。手術をしたからといって、肺や骨にがんは残っており、痛みもあるので、これからが闘いです。なので、心からの喜びとまではいきません」と厳しい状況をつづっている。 一方で「まわりの皆は、ここまでこられたことが奇跡だと言ってくれますが、奇跡をここでは使いたくないです。奇跡はまだ先にあると信じています」と前向きな心境も明かしている。 小林の病気は、海老蔵が6月9日に緊急会見して、深刻な乳がんであることを公表。1年8カ月前に人間ドックで発覚したことも明かしており、闘病生活は現時点で2年近くに及んでいる。 その後、小林は9月1日に新たなブログを開設し、ほぼ毎日更新しながら現在にいたるまでの病状や経過、心境などを闘病中の写真も交えながら紹介。ブログの登録読者数は約53万人に達し、心配や激励の声も相次ぐなど反響が広がっている。 ◆本人にも医師にも「勇断」<東京「世田谷井上病院」理事長> 小林が「根治手術ではなく、局所コントロール、QOLのための手術」とつづった今回の手術の具体的な内容について、がん治療に詳しい東京都世田谷区にある「世田谷井上病院」の井上毅一理事長は「乳房のがんや転移した脇の下のリンパ節、骨の一部などを取り除いたのではないか」と解説する。 小林は今回の手術後も「痛みもある」と告白。「局所コントロール」は主に手術と放射線治療で行われ、切除可能な部分は手術で取り除き、手術ができない部分は放射線治療などで進行を抑え患者のQOLをできる限り維持していく。井上理事長は「今回は放射線治療でがんを小さくしてから手術したのではないか」と推測。術後も放射線治療が有効との見方も示す。 小林は「病院の先生方の勇断」「先生方が大きな手術にチャレンジして下さった」とも記述。井上理事長は「局所コントロールで乳房や肋骨(ろっこつ)などを切除する手術をした場合、残ったがん細胞が体内に広がってしまうことがある。そういう意味では医者にとっても勇断と言える」と指摘する。 ◆栄養の取り過ぎは禁物です」<医学博士で山野医療専門学校副校長の中原英臣さん> 「私は5年前に中咽頭がんの手術を受けて、その後、肺に2回転移しましたが、QOLを選び声を残しました。今回の(小林麻央の)手術ですが、あくまでも私の経験から申し上げますと、がんが肺に転移したといいますから、例えばせきが出るような場合にそれを止めるような、生活への支障を改善する手術だと思われます。今後は定期健診よりも高い頻度で検診を受け、医師のアドバイスにはきちんと従ってください。毎日野菜ジュースを摂取するなど、野菜が多めの食生活をおすすめします。栄養価の高い物を食べて体が元気になると、がん細胞も元気になってしまいますので、栄養の取り過ぎは禁物です」 <QOL> quality of lifeの略で「生活の質」を意味する。医療上では近年、がんなどの病気に伴う痛みや機能障害によるQOLの低下を緩和するための治療が行われることが多い。 PR情報
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