10月04日 12時32分
2日、愛知県岡崎市の新東名高速道路で、観光バスにトラックが追突し、2人が死亡した事故で、トラックの運転手が福岡と横浜を2往復するなど長距離運転を繰り返しながら、12日間連続で勤務していたことが分かりました。
警察は会社側の安全管理に問題がなかったかについても調べることにしています。
2日未明、岡崎市の新東名高速道路の上り線で、故障して道路脇に止まっていた観光バスにトラックが追突し、道路に出ていたバスの運転手2人が側壁とバスに挟まれて死亡しました。
警察は、トラックの運転手で福岡市博多区の齋藤信夫容疑者(57)を過失運転致死傷の疑いで逮捕して事故の原因を調べていますが、警察によりますと、調べに対し、「何も覚えていない」と供述しているということです。
勤務先の会社によりますと、齋藤容疑者は2日まで12日間連続で勤務し、その間、各地を経由しながら福岡と横浜を2往復するなど長距離運転を繰り返していたということです。
会社側は、NHKの取材に対し、「出発前の9月30日に行った点呼では健康状態に問題はないと判断していた」と話しています。
警察は、3日、会社の事務所を捜索していて、安全管理などに問題がなかったかについても調べることにしています。
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