セクハラや盗撮…処分で一番多い「異性関係」
警察庁発表の15年1年間
警察庁は28日、2015年1年間に全国で懲戒処分を受けた警察官ら警察職員が293人だったと発表した。前年比7人減。処分理由別ではセクハラや盗撮など「異性関係」が最多の113人(前年比33人増)に上った。
処分の内訳は、免職35人(前年同数)▽停職44人(前年比24人減)▽減給148人(同14人増)▽戒告66人(同3人増)。逮捕されたのは殺人事件の2人を含めて計72人だった。
業務に絡んだ処分が69人(同33人減)、「プライベート上」の理由が224人(同26人増)。異性関係の処分のうち、セクハラは26人(同12人増)、盗撮は28人(同9人増)だった。
処分者の年齢層別では30歳未満が最多の104人。警察庁の担当者は「若手への指導を強化したい」と話している。【長谷川豊】