フジテレビ「問題は、なにも地下空間だけではない。我々はある1枚の写真を入手。あれ?柱が傾いている」。【BuzzFeed Japan / 瀬谷 健介】
フジテレビは、10月2日放送の「新報道2001」で、築地市場の豊洲移転問題を取り上げた。そして、東京都中央区の渡部恵子議員からの提供写真をもとに、豊洲市場の加工パッケージ棟4階の柱1本が傾いているとの疑惑を報じた。
これに対してネット上で、写真は柱が傾いている証拠とはならず、柱の傾きはカメラの性質によるものだという指摘がある。
番組では、VTRで写真を示すと、「左の柱が傾いているように見える。これは目の錯覚か」と報じた。
「柱の歪みはカメラレンズによるものだ」とする都の職員の回答を出し、カメラレンズによる傾きの可能性も残した上で、プロカメラマン、建築、地質の専門家に、写真から読み取れる見解を聞いている。
それぞれの見解はこうだ。
・プロカメラマン「レンズによる歪みは外側にいくほど大きくなるものですが、この写真は一直線で傾いている。レンズによる傾きではないと思います」
・建築エコノミストの森山高至氏「普通の柱は曲がらないし、梁ともつながっているし、柱に問題があるとすると、梁や床にも全体に影響があるはず」
・日本地質汚染審査機構の楡井久理事長「地下ならこういうのは起こりやすいけど、4階で(柱が傾くのは極めて珍しい)。(柱が)傾いているのは確かですね」
その後、柱の傾きには、豊洲市場やその周辺の地盤沈下が影響していると関連性を示唆。森山氏と楡井氏、豊洲市場にもともとあった東京ガス豊洲工場で働いていた元職員のコメントを出し、柱の傾きが疑われるとの方向で報じている。
都中央卸売市場移転調整担当部長が、柱の傾きに関してこう反論した。
「フジテレビの報道を受け、職員が2日に現場を確認しに行きました。しかし、柱の傾きや歪みは一切確認できず、傾いている事実はありませんでした」
いかにして巨大イカを見つけたか
人類は水中撮影を始めたときから巨大イカ(ダイオウイカ)を探し求めてきました。しかしその深海の怪物を見つけることは難しく、今まで撮影に成功したことはありませんでした。海洋学者であり発明家でもあるエディス・ウィダーは、ダイオウイカの初の撮影を可能にした知見とチームワークについて語ります。
読み込み中…