新たに20選手分が流出 海老沼、金藤の名も
【ニューヨーク田中義郎】世界反ドーピング機関(WADA)のデータベースに、ロシアのハッカー集団が不正アクセスし、選手の医学的データなどを盗み取った問題で、WADAは3日、新たに14カ国、20選手のデータがインターネット上に公表されたと発表した。流出データの中には、リオデジャネイロ五輪の卓球女子団体銅メダルの福原愛(ANA)や柔道男子66キロ級で銅メダルの海老沼匡(パーク24)、競泳女子200メートル平泳ぎの金メダリスト、金藤理絵(Jaked)の日本の3選手の名前も含まれていた。
ハッカー集団がサイトでデータを公開したのは今回が6回目。9月には、同五輪柔道女子57キロ級で銅メダルを獲得した松本薫選手(ベネシード)の情報が公開された。4選手とも医師から許可を受けて、治療目的で禁止薬物を使用したデータなどが流出したとみられる。