シリアでは相変わらずロシア機が東アレッポに激しい空爆を加え、shawqi hilal病院を破壊し、ロシア軍機が破壊した病院は4つになったとのことです。
ロシア軍機と政府軍機の空爆は東アレッポの20か所に対して行われている由。
このようなロシア軍機と政府軍機の激しい空爆の支援を受けて、地上でも政府軍と民兵等はhandrata難民キャンプ等北アレッポの多くの地域を占拠した模様です。
al jazeera現地特派員等によると、政府軍は難民キャンプからさらに前進し、反政府軍をその補給路であったkasteelo道路すでに政府軍が制圧済み)からさらに遠ざけようとしている模様の由。
このような軍事情勢を背景に、政府軍は東アレッポの反政府軍に対して、安全通路を保障するとして、東アレッポから撤退するように要求している由。
これに対して反政府軍は、大部分の地域から政府軍を撃退したとしている由(激烈な空爆と、政府軍が多数の増援部隊を投入したことを考えると、この反政府軍の主張誇大かと思われる)
また、ロシア軍機と政府軍機は、アレッポの攻撃と並行して、ダマス周辺でも、特にその西部で激しい空爆を行い(darkhabiya 農場に対しては30発の樽爆弾を投下した由)、併せて、地上でも激しい攻撃を行い、これら地域を制圧しようとしていて、シリア通信はこれらの地域の多くを占領したと伝えている模様。
ホムスでも政府軍機は特にtalbisa とrastanに対してナパームを含む空爆を加えている由
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/10/2/الغارات-تدمر-مستشفيات-حلب-ومعارك-محتدمة-على-أطرافها
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2016/10/03/قوات-الأسد-تشن-حملة-لعزل-بلدات-الغوطة-في-ريف-دمشق.html
このような状況について、国連人道支援担当は、アレッポは地獄を経験していると語ったが、欧州連合外交担当と人道援助担当委員は、欧州の人道イニシアティブとして、早急にアレッポ等に人道支援を行う必要があることを強調し、EUとして2800万ドルの支援をすると発表した由
(今頃人道援助を発表しても、遅きに過ぎると思うが、いずれにしても、空爆と地上戦が激しく行われている中での、人道援助は無理ではないかと思われる。
尤も、若干皮肉な見方だが、政府軍がkasteelo道路等より、反政府軍を遠ざけ、東アレッポの大方を制圧しつつあるとすれば、物理的には人道援助を行う可能性は出てきたようにも思われる。
食料や医薬品の援助と言っても、所詮はロシア軍機と政府軍機が、医療機関を壊滅させたことの若干の穴埋めということになるのかもしれないが・・・・)
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/10/2/الاتحاد-الأوروبي-يعلن-عن-مبادرة-إنسانية-عاجلة-لحلب
これまでもロシア(ということはプーチン)のシリアにおける目的が何か種々憶測されてきたが(現在でもその本心は良くはわからない)、ここまでロシア軍機が大規模に介入してきたということは、少なくとも当面は軍事的に内戦を解決するというアサドの政策を支持しているということかと思われる。
今回の大規模介入も、米ロの停戦合意後殆ど時間も置かずに、政府軍が停戦尾終了を宣言し、ロシア機と政府軍機が、連日大規模な空爆を続けていて、おまけにそれに政府軍の地上攻撃が組み合わされている、ということは、そもそも停戦合意の時から、すきを狙って停戦はご破算にして、一挙にアレッポ銭機を制圧することを狙っていたとしか思われない(航空機の整備や爆弾燃料、乗員の配置等にしても、かなりの準備を要する作戦ではないかと思われる)
そうしてみると、ケリー等がロシアが嘘をついたと非難している背景もわかるような気がしないでもない。
いずれにしても、このままでいけば政府軍のアレッポ全域制圧は必至かと思われ(それに伴う人命の損失は正しく地獄ということになろうが)、シリア内戦は大きな転機を迎えたような気がします
ロシア軍機と政府軍機の空爆は東アレッポの20か所に対して行われている由。
このようなロシア軍機と政府軍機の激しい空爆の支援を受けて、地上でも政府軍と民兵等はhandrata難民キャンプ等北アレッポの多くの地域を占拠した模様です。
al jazeera現地特派員等によると、政府軍は難民キャンプからさらに前進し、反政府軍をその補給路であったkasteelo道路すでに政府軍が制圧済み)からさらに遠ざけようとしている模様の由。
このような軍事情勢を背景に、政府軍は東アレッポの反政府軍に対して、安全通路を保障するとして、東アレッポから撤退するように要求している由。
これに対して反政府軍は、大部分の地域から政府軍を撃退したとしている由(激烈な空爆と、政府軍が多数の増援部隊を投入したことを考えると、この反政府軍の主張誇大かと思われる)
また、ロシア軍機と政府軍機は、アレッポの攻撃と並行して、ダマス周辺でも、特にその西部で激しい空爆を行い(darkhabiya 農場に対しては30発の樽爆弾を投下した由)、併せて、地上でも激しい攻撃を行い、これら地域を制圧しようとしていて、シリア通信はこれらの地域の多くを占領したと伝えている模様。
ホムスでも政府軍機は特にtalbisa とrastanに対してナパームを含む空爆を加えている由
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/10/2/الغارات-تدمر-مستشفيات-حلب-ومعارك-محتدمة-على-أطرافها
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2016/10/03/قوات-الأسد-تشن-حملة-لعزل-بلدات-الغوطة-في-ريف-دمشق.html
このような状況について、国連人道支援担当は、アレッポは地獄を経験していると語ったが、欧州連合外交担当と人道援助担当委員は、欧州の人道イニシアティブとして、早急にアレッポ等に人道支援を行う必要があることを強調し、EUとして2800万ドルの支援をすると発表した由
(今頃人道援助を発表しても、遅きに過ぎると思うが、いずれにしても、空爆と地上戦が激しく行われている中での、人道援助は無理ではないかと思われる。
尤も、若干皮肉な見方だが、政府軍がkasteelo道路等より、反政府軍を遠ざけ、東アレッポの大方を制圧しつつあるとすれば、物理的には人道援助を行う可能性は出てきたようにも思われる。
食料や医薬品の援助と言っても、所詮はロシア軍機と政府軍機が、医療機関を壊滅させたことの若干の穴埋めということになるのかもしれないが・・・・)
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/10/2/الاتحاد-الأوروبي-يعلن-عن-مبادرة-إنسانية-عاجلة-لحلب
これまでもロシア(ということはプーチン)のシリアにおける目的が何か種々憶測されてきたが(現在でもその本心は良くはわからない)、ここまでロシア軍機が大規模に介入してきたということは、少なくとも当面は軍事的に内戦を解決するというアサドの政策を支持しているということかと思われる。
今回の大規模介入も、米ロの停戦合意後殆ど時間も置かずに、政府軍が停戦尾終了を宣言し、ロシア機と政府軍機が、連日大規模な空爆を続けていて、おまけにそれに政府軍の地上攻撃が組み合わされている、ということは、そもそも停戦合意の時から、すきを狙って停戦はご破算にして、一挙にアレッポ銭機を制圧することを狙っていたとしか思われない(航空機の整備や爆弾燃料、乗員の配置等にしても、かなりの準備を要する作戦ではないかと思われる)
そうしてみると、ケリー等がロシアが嘘をついたと非難している背景もわかるような気がしないでもない。
いずれにしても、このままでいけば政府軍のアレッポ全域制圧は必至かと思われ(それに伴う人命の損失は正しく地獄ということになろうが)、シリア内戦は大きな転機を迎えたような気がします
情報力は素晴らしいだけに、もったいないね。