「高速炉開発会議」メンバーに三菱重工業社長ら5人

「高速炉開発会議」メンバーに三菱重工業社長ら5人
世耕経済産業大臣は閣議のあとの会見で、高速増殖炉「もんじゅ」について廃炉を含めて抜本的に見直すために設置する「高速炉開発会議」のメンバーに電気事業連合会の勝野哲会長や三菱重工業の宮永俊一社長ら5人を選任したことを明らかにしました。
政府は、福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」について廃炉を含めた抜本的な見直しを行うため、新たに「高速炉開発会議」を設置し、放射性廃棄物を減らすことを目指した高速炉の開発方針を検討することにしています。
世耕経済産業大臣は会見で、会議のメンバーに民間から電力各社で作る電気事業連合会の勝野哲会長と三菱重工業の宮永俊一社長の2人、それにもんじゅの運営主体である日本原子力研究開発機構の児玉敏雄理事長と松野文部科学大臣、それに世耕大臣の合わせて5人とすることを明らかにしました。

初会合は今月7日に開き、年内にも開発の方向性を取りまとめることにしています。これについて世耕大臣は、「少人数で踏み込んだ議論をし、必要があれば地元の意見を聞く機会も考えたい」と述べました。