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 東京工業大の大隅良典栄誉教授が今年のノーベル医学生理学賞に決まったことについて、安倍晋三首相は4日、「先生の研究成果はがんやパーキンソン病など難病に苦しむ世界中の人々に希望をあたえるものであり、日本人として本当に誇りに思う」と歓迎した。同日の衆院予算委員会で自民党の葉梨康弘氏の質問に答えた。

 首相は「先生は常々、だれもやっていないことに挑戦するとおっしゃっておられ、そうしたチャレンジする姿勢が今回の受賞につながったのではないかと考える」と述べた。また、「今後とも政府としてあらゆる分野でイノベーションを起こし続けることを目指し、独創的で多様な研究をしっかり支援していくとともに、研究を担う人材育成に力を入れていきたいと考えている」と語った。