――歌手の夢はいくつぐらいからあったんですか?
奈良 昔から歌うのが好きで、小学1年生の頃には歌をお仕事にできたら最高だなと思っていました。カラオケ大会に出たり、おじいちゃんの働いている老人ホームで歌ったり。あと正式メンバーではないんですけど、ご当地アイドルの「りんご娘」さんと一緒に活動していたこともありました。
――上京後、歌手になるための具体的な活動はしていなかったんですか?
奈良 それが上京後は正社員で働いていたのもあって、何もやらないまま乃木坂さんのオタクをやっていて(笑)。歌手になりたいって言ってるだけの夢になっていました。だからノンシュガーのメンバーになってステージに立った時は、生きてて良かったって幸せな気分になりました。
――今も正社員のお仕事は続けているんですか?
奈良 はい。でも8月いっぱいで仕事を辞めることにしました。最近は個人のお仕事も決まって、ちょっと波が来てるかなって思って(笑)。
梅山 私は原宿で友達と会話をしていた時に声をかけられて、もともと華やかな芸能界の世界に興味があったのでやってみようと思いました。
【左】梅山涼(うめやま・りょう)/生年月日:2000年2月17日/出身地:埼玉県/副リーダー
【右】松樹侑奈(まつき・ゆうな)/生年月日:1999年4月1日/出身地:東京都/リーダー
――すぐに決断できたんですか?
梅山 ちょっと考えました。ちょうど中学3年生で高校進学のこともあったのでどうしようかなと。それに歌とダンスの経験もなかったし、アイドルのことも何も知らなかったので不安は大きかったですね。でも自分を試してみたい気持ちも強かったので決断しました。
――実際にアイドル活動を始めて大変だったことは何ですか?
梅山 何曲もやっていると、あまり体力がなかったので後半まで持たなかったんですよ。なので自主的にマラソンをやるようになりました。これからも、どんどん曲は増えていくと思うので、もっと体力をつけていきたいですね。
松樹 私は芸能系の学校に通っているんですけど、最初は声優や演技系のお仕事を目指していたんです。でも学校にノンシュガーのオーディションの話が来て、まずはオーディション慣れしようと思って受けたら見事に合格しました。
――学校では歌とダンスの授業もあるんですか。
松樹 はい。ヒップホップ系のダンスをやったり、ボイトレの先生に歌を見てもらったりしてます。でも実際にやってみると全然違いますね。私も歌って踊る体力が全然なくて、最初は1曲やるだけでもゼーゼー言ってました。アイドルさんってこんなに大変だったんだって初めて知りましたね。