――一貫して踊ることが好きなんですね。塙さんはどのようなきっかけだったのでしょうか?
塙 私は家族旅行で京都に行った帰りに、東京駅の地下で買い物をしていたらスカウトされたんです。まさか、そんな場所で声をかけられると思っていなかったので驚きました。
――確かに東京駅の地下は意外ですね(笑)。もともとアイドルに興味はあったんですか。
塙 小学校6年生の時にAKB48さんの「RIVER」が出て、すごくカッコ良かったし、中でも前田敦子さんが好きになったんです。総選挙で有名な言葉があるじゃないですか。えーと……。
――「私のことは嫌いでも、AKBは嫌いにならないでください」ですか?
塙 そうです! あんな言葉、私には絶対に言えないなって。いざとなったら自分よりもグループが大切って言えるあっちゃんがカッコ良いなって思いました。それから、ずーっとキラキラしたアイドルに憧れていたんです。でも全然、自分に自信がなくて。オーディションを受ける勇気もなく、アイドルになりたいって夢を親に言うのも嫌だったんですよね。でもスカウトを受けて、そこで初めてお母さんに「アイドルをやりたいです」って言えたんです。そしたら「本気でやりたいならどうぞ」って言ってくれて。
――歌やダンスの経験はあったんですか?
塙 小学校の6年間、クラシックバレエを習っていました。でもアイドルのダンスは全然違うから大変だったし、歌も下手だから、そこも大変だったし。あと遠くに住んでいるので、角座まで2時間ぐらいかかるんですよ。だから朝練ライブの時は朝が早くて……。
――朝練ライブと言えば、塙さんと栗野さんはラジオ体操指導員の資格を持っているんですよね。
塙 朝練ライブでラジオ体操をやっているから、スタッフさんに「取りなさい」と言われて取得しました(笑)。
栗野 私は一昨年のTIFにプライベートで行って、Zepp DiverCity (HOT STAGE)のフードコートで友達と涼んでいたらスカウトを受けたんです。実は前にもアイドル活動をしていたことがあったんですけど、部活動もあったので一旦辞めて、高校生になったし、まったやってみようかなと思ったんです。
【左】栗野春香(くりの・はるか)/生年月日:1998年3月3日/出身地:東京都
【右】奈良怜那(なら・れいな)/生年月日:1995年1月11日/出身地:青森県
――いつ頃からアイドルは好きだったんですか?
栗野 物心ついた時から好きですね。特に3歳の頃からモーニング娘。さんが大好きでした。アイドルを好きになった理由の一つに衣装があって、私は小さい頃からフワフワしたものとかキラキラした服が好きだったんですけど、お母さんが着させてくれなかったんですよ。それの反動もあってアイドルを観るのが好きになったんです(笑)。
――実際にやってみて大変だなと思ったことは何ですか?
栗野 アイドルさんの見せ方などは意識的に見てきたつもりなんですけど、実際に自分がやってみると普通にレスを返すのも大変で。サラッとやっていることも一つひとつ大変なんだなって改めて思いました。
――今もほかのアイドルを観るのは好きなんですか?
栗野 めっちゃ好きです! だからアイドルイベントに出た時は、ほかのアイドルさんも観に行きたくなっちゃうんですよ(笑)。
奈良 私は青森出身なんですけど、高校卒業後に歌手になりたくて上京したら、乃木坂46さんにハマったんです。それである日、神宮球場まで乃木坂さんのライブを観に行ったら、今の事務所の方にスカウトされて。せっかくアイドルになれるチャンスをいただけたんだからと思ってやってみようと決めました。