盾突けば粛清 安倍官邸の“報復人事”に霞が関も完全降伏
議会が安倍マンセーの場と化したスタンディングオベーションも異様だったが、この国の北朝鮮化は恐ろしい勢いで進んでいる。霞が関でも、安倍首相に少しでも盾突けば粛清という恐怖支配が横行しているのだ。
今月、宮内庁の風岡典之長官が更迭された。天皇の生前退位をめぐり、官邸は摂政を置くといった負担軽減策の検討を進めていたのだが、そんな矢先に天皇の「お気持ち」表明の動きが表面化。生前退位の意向が国民に広く受け入れられ、負担軽減の弥縫策では済まされなくなった。
「宮内庁幹部の異動は春が通例で、長官は70歳を迎えた年の春に退任する慣習があるため、この秋で70歳になる風岡氏も来年3月までは務めることが既定路線でした。ところが官邸サイドは、陛下のお気持ち表明を止められなかった風岡氏にカンカンで、“落とし前をつけてもらう”と詰め腹を切らせた。しかも70歳を迎えた誕生日当日に報道させるというエゲツなさ。あからさまな報復人事です」(官邸担当記者)