小池都知事 国際ボート連盟会長と意見交換
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4年後の東京オリンピックの施設整備をめぐり、東京都の調査チームがボートの競技会場を宮城県内に変更することを提案する中、国際ボート連盟の会長が3日、東京都の小池知事と面会し、「今の会場に決めた理由を選考過程を含めて説明したい」と述べ、東京・臨海部で開催する今の大会計画への理解を求めました。
ボートの競技会場をめぐっては、東京都が臨海部に会場を新たに整備する計画ですが、都の調査チームは先月29日、宮城県登米市にあるボート場に変更することなどを小池知事に提案しています。
こうした中、来日していた国際ボート連盟のジャン・クリストフ・ロラン会長が3日、都庁を訪れ小池知事と面会しました。
国際ボート連盟は、これまで宮城県内のボート場など各地の候補地を調査し、最終的に「海の森水上競技場」とする今の計画を了承しています。
3日の会談で、ロラン会長は「今の会場に決めた理由を選考過程を含めて説明したい」と述べて、東京・臨海部で開催する今の大会計画への理解を求めました。
これに対し小池知事は「現在の会場に決まったいきさつは知っているが、復興オリンピックを掲げていて改めて検討したい」と述べました。
競技会場を変更するには国際競技団体の了承が必要ですが、3日の会談では双方が意見を述べるにとどまりました。
こうした中、来日していた国際ボート連盟のジャン・クリストフ・ロラン会長が3日、都庁を訪れ小池知事と面会しました。
国際ボート連盟は、これまで宮城県内のボート場など各地の候補地を調査し、最終的に「海の森水上競技場」とする今の計画を了承しています。
3日の会談で、ロラン会長は「今の会場に決めた理由を選考過程を含めて説明したい」と述べて、東京・臨海部で開催する今の大会計画への理解を求めました。
これに対し小池知事は「現在の会場に決まったいきさつは知っているが、復興オリンピックを掲げていて改めて検討したい」と述べました。
競技会場を変更するには国際競技団体の了承が必要ですが、3日の会談では双方が意見を述べるにとどまりました。
ロラン会長「全要素を検討し結論を」
国際ボート連盟のジャン・クリストフ・ロラン会長は取材に対し、「小池知事が『決定ではない』と言ったことは重要だ。先の報告書は第1ステップであり、この報告書を改善するための手伝いをしたい。一部分だけでなく、すべての要素を全面的に検討して結論を出してもらいたい」と述べました。
そのうえで、ロラン会長はボートの競技会場を宮城県内に変更する提案について、「競技会場は、いろいろな基準を満たさないといけないが、東京から遠く、アスリートにとってベストの経験にならないのではないか。2年前にIOCや東京都などが調査をして専門家がまとめた分析では、宮城開催が将来にわたって地元によい効果をもたらすのかという点で、ほかの候補地に比べて評価が低かった」と述べました。
そのうえで、ロラン会長はボートの競技会場を宮城県内に変更する提案について、「競技会場は、いろいろな基準を満たさないといけないが、東京から遠く、アスリートにとってベストの経験にならないのではないか。2年前にIOCや東京都などが調査をして専門家がまとめた分析では、宮城開催が将来にわたって地元によい効果をもたらすのかという点で、ほかの候補地に比べて評価が低かった」と述べました。