韓国当局が漁船内で閃光弾を使用した直後に火災が起きた中国漁船=29日、韓国南西部の全羅南道沖(木浦海洋警備安全署提供・聯合=共同) 【ソウル共同】韓国南西部、全羅南道沖合で29日、韓国の排他的経済水域内で不法操業をしていた中国漁船を摘発した韓国当局が漁船内で閃光弾を使用した直後、火災が起き、漁船の船員3人が死亡した。
閃光弾が原因で発火した可能性があり、韓国当局が調べている。中韓メディアが30日報じた。
韓国の木浦海洋警備安全署の説明では、漁船は同署所属の警備艦の停船命令を無視して逃走、取締官が漁船に乗り込んで操舵室に閃光弾を3発投げ込んだ。うち1発が正常に作動せず、直後に操舵室から発火した。
漁船の船員14人は警備艦に乗り移ったが、鎮火後に機関室内で倒れている3人が見つかった。