ノーベル賞の大隅さん 一夜明け「実感あまりない」
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ことしのノーベル医学・生理学賞の受賞者に選ばれた東京工業大学栄誉教授の大隅良典さんは、受賞の知らせから一夜が明けた4日朝、東京・目黒区にある東京工業大学で取材に応じ、改めて心境を語りました。
受賞決定から一夜明けた今の気持ちについて、大隅さんは「まだきのうの延長という感じで受賞の実感はあまりありません。携帯電話を開いてみたら延々とメールが入っていて、いつゆっくり見られるだろうと思っています。研究室のメンバーはきのうビールで乾杯していたそうで、いいな、私も入りたいなと思いました」と話していました。
また、受賞をきっかけに、研究テーマの「オートファジー」という言葉が世間に広く知られることになったことについては、「研究を始めたころは、オートファジーというと、『それは何だ』と必ず説明をしなければならず、ある雑誌の取材で、ファジーという言葉が当時流行していた洗濯機の名前と似ていて紛らわしいと言われたことを今でも覚えている。私たちの体にオートファジーと呼ばれる分解作用が備わっていることを知ってもらえたらうれしい」と話していました。
大隅さんは、4日午前11時から横浜市にある東京工業大学のすずかけ台キャンパスで、妻の万里子さんと一緒に記者会見を行う予定です。
また、受賞をきっかけに、研究テーマの「オートファジー」という言葉が世間に広く知られることになったことについては、「研究を始めたころは、オートファジーというと、『それは何だ』と必ず説明をしなければならず、ある雑誌の取材で、ファジーという言葉が当時流行していた洗濯機の名前と似ていて紛らわしいと言われたことを今でも覚えている。私たちの体にオートファジーと呼ばれる分解作用が備わっていることを知ってもらえたらうれしい」と話していました。
大隅さんは、4日午前11時から横浜市にある東京工業大学のすずかけ台キャンパスで、妻の万里子さんと一緒に記者会見を行う予定です。