文房具が、紙の本と同じくらい好きです。
文房具系のブログを拝見していると、ほとんど必ずと言っていいぐらい愛されているが、測量野帳。
名前自体は結構前から知っておりましたし、やれ「便利だ」やれ「好きだ」と熱狂的なファンが居る事も存じ上げておりました。当の私は、食わず嫌いというか、「何がそんなに良いのだろう」と、何故かこれまで意識的に避けていた気がします。
しかし、ひょんな事から手に取り、いざ使用してみると、何これ、使いやすいし便利すぎるんですけど。
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メモ帳以上ノート未満の関係
メモ帳には書くには狭すぎて、かと言ってノートに書くほどでもない。
そんな文房具との、友達以上恋人未満かのような淡い関係。そこそこ文字は書くけれど、かと言ってストックすることも必要なことって、意外と多いんじゃないでしょうか。
例えば、普通のノートほど広大なスペースを必要とせず、かと言って、メモ帳には書き切れないような、そんな取り留めのないライフログ。
メモ帳のように切り離しては一瞬で忘れ去るような、一晩限りの関係も良いけれど、世の中、白黒つかない事情だってあります。
一体何に例えてるんだって話しですが、メモ帳以上ノート未満の関係って、何だかんだで結構頼りになりますし、そんな存在があると何やかんやで便利です。
そんな心の隙間を埋める測量野帳。全40枚・合計80ページと、スリムに見えて意外と高いキャパシティも良い。
罫線が実現する全方位、縦横無尽に駆け抜ける文字を。
そして、全てのページが3ミリ間隔の罫線で覆われているため、縦書きに使うも良し、横書きに使うも良しです。
さらに、通常のノートのように見開きで使う意外にも、ニンテンドーDSや銀行預金通帳のごとく、縦に開いて使うこともできます。
スマホで写真や動画を見る時のように、その時の用途に合わせてくるくる回しながら使うのも良いかもしれません。
擦り切れるほどに増しゆく愛着
値段は約200円(単品購入の場合)程度と、決して高級とは言えない(むしろ安い)価格設定です。
そもそも、屋外労働者のために設計された商品ということで、丈夫ではあるもののある程度の期間使用を続けると、摩擦係数が高そうな部分の擦り切れが、それなりに目立つようになります。
しかし、そんな擦り切れが、まるで履き込んだヴィンテージのデニムパンツや、使い込んで艶が生まれた革製品のごとく、どこか愛おしく、ボロが増えてゆくごとに愛着が増していきます。
これが私の野帳なのだ、と。
もっと早く、野帳に出会いたかった
偏見や食わず嫌いをせずに、もっと早く出会い、そしてもっとはやく使用したかった。そんな気分です。
かつて、仕事用のメモ帳以上ノート未満にモレスキンのポケットサイズを愛用していた時期がありました。
しかし今、値段といい使いやすさといい、こんな事を言ったら誰かに怒られそうな気がするのですが、測量野帳はモレスキンの完全上位互換にさえ思えます。
しかもこれだけの品質で若干200円程度、そして国産。日本人の誇りです。
蛇足ですが、私はオフィスでエアコンを切られ、強制的に帰宅を促される時、野帳を水平に開いて団扇替わりに利用し、涼を得たりしています。
馬鹿やっているようですが、これが意外と涼しいので侮れません。
恐るべし、測量野帳。
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単品買いではAmazonだと割高ですので、近所の文房具屋さんでの購入をおすすめします。恐らくメモ帳コーナーあたりに置いてあると思います。
コクヨ 測量野帳 スケッチブック 40枚 10冊セット セ-Y3
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- 発売日: 2013/09/18
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ただ、まとめ買い場合、Amazonだと単価が異様に安いです。