「かずの子条例」提案へ
塩数の子の生産量日本一を誇る北海道留萌市の市議会は13日、「市かずの子条例」を議員提案することを明らかにした。可決される見込みで、数の子に関する条例は、全国でも前例がないという。
市に給食や行事での積極活用を求め、市民にも消費への協力を呼び掛ける内容。事業者には新たな価値や需要創出に努めるよう要請する。郷土の特産物に目を向け、水産加工業の振興を目指す。
同市は今年初めて小中学校の給食に数の子料理を取り入れており、高橋定敏市長も「しっかり対応したい」と乗り気。子孫繁栄の縁起物だけに、少子高齢化と人口減を乗り切る契機となるか。【横田信行】