“ミッチー”との愛称で親しまれている歌手で俳優・及川光博（46）が3日、東京ビッグサイト内で開かれた『第29回 日本メガネベストドレッサー賞表彰式』に芸能界部門で受賞のため登場した。

　世界20ヶ国から最新アイウェア・眼鏡関連製品などが一堂に会する、世界5大眼鏡店の1つ『第29回 国際メガネ展 IOFT2016』が今年も開催。その中で多数の業界関係者と?般消費者からの支持にもとづき選考された「今メガネのもっとも合う各界の著名人」を表彰するというもの。これまでにも多くの著名人・芸能人が受賞し毎年話題となっている。

　及川は、最近ではドラマや映画でメガネキャラを演じる機会が増えNHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』で五反田一郎役で出演の際に、メガネ姿が大変セクシーだと話題になり、マルチな才能と強い個性がメガネにより引き出されているということから受賞となった。

　授賞式ではお茶目に何ポーズか披露し、ときには投げキッスを飛ばして、場内の観客を沸かせることに。及川は、「はい、ミッチーです」と軽いあいさつから入りつつ「1つの夢がかないました。念願だった賞をいただいて、大変光栄に思っております。なぜ念願だったかというとですね、何年か前くらいにステージ上で、応援してくれているファンの方、“ベイベー”たちにいつかはメガネベストドレッサー賞をと言ってしまったんです。父から有言実行をと言われていて、それからは今年はどうだろう、今年はどうだろうと授賞式を見るたびに認められない……どうしたらいいんだろうと苦悩した時期もありました。日頃の努力が筋トレで頂ける賞ではない。俳優としてメガネをかける機会が増えて、がぜん自信が出てきて、似合う似合うと周囲の方に乗せて頂けて、2016年、このステージに立っております。ありがとうございます！チャオ！！」と、喜びのスピーチを軽やかに終えていた。

　終了後の囲み会見で及川は、「本当に欲しかった賞なので、知らせを聞いたときにガッツポーズでしたね！半ば冗談で言っていたことがこうして実現したということで自分の幸運に驚いています」と、率直な感想を。

　なぜ本賞のことを上げたのかへは、「ズバリ似合うから狙っていました（笑）。ミッチー節さく裂と書かれちゃいそうですけど、我ながら似合うと思っていて（笑）。知人友人が毎年取っていくので、なぜ僕ではないのかと」と、報道陣を沸かせることも

　家族へはまだ受賞を報告していないというが、「家に20本くらいあって、気分によって変えてます。たまにおでかけするときとか、ちょっとめかしこんだりして、いわゆる変装というか、街中を歩くときもメガネをかけます。公私ともに切り離せないというか、かかせないですね」と、プライベートもチラリ。

　これまで、メガネをかけててよかったことはないかと問うと、「実はコンプレックスがございまして、奥二重なんです。世の中のみなさんは、僕のことを一重と思われているかもしれないんですけど、笑うと目がなくなってしまうというので昔から悩みのタネだったんです。笑って目がなくなっちゃっても、メガネをかけているとそのへんに目があるなって理解してもらえて」と、手放せないものだそうだ。

　最後にファンへ向けてコメントを求めると、「いつも応援してくれる愛しのベイベーたち、それに男子諸君！みんなのおかげ、みんなの気持ちが1つとなって、僕がメガネベストドレッサー頂きました！本当にありがとう！またライブやワンマンショーとかで愛し愛されましょう！」と、クラップをならしながら、決めポーズをしてアピールしていた。

　なお、及川以外でも政界部門から河野太郎衆議院議員（53）、経済界部門からは三越伊勢丹ホールディングス代表取締役社長の大西洋氏（61）、文化界部門から春風亭昇太（56）、芸能界部門の女性からは広末涼子（36）、サングラス部門からは西内まりや（22）、今後メガネをかけて活躍してほしい人に贈られる特別賞には河北麻友子（24）が輝いた。