よくいるけど、MVとかMV的って言われると貶められた気分になるのかな?
どうしてだろう。
宇多田の元旦那の紀里谷和明がMV出身で、キャシャーンで笑い者にされたからかな?
でも、別に「MV的」とか言う人がいても、貶してるとは限らないだろう。
事実として映画の印象的なシーンで同じバンドの新曲が4曲も流れるんだから。しかもアニメの動きと曲はピッタリ連動する。
監督はできた曲を聞いて、作品をいろいろいじったとも聞くし、曲主体の映像作品、MV的なアニメと十分言えるし、むしろ褒め言葉だろう。
むしろ近年、ドラマ仕立てのMVが量産されてYouTubeを通じてどんどん若い子に視聴されている。
だからこそMV的に作られた『君の名は。』が大受けして何度視聴しても飽きない、リピーターが大勢出現したんだろう。
これからどんどん同じタイプのMV的アニメ映画をつくるべきだよ。
日本のコンテンツは、超長連載の漫画や、最低でも1クール仕立てのアニメばかりで映画は弱かった。
これらの長い物語を映画化しようとすると、どうしても端折る部分が大きくなり、説明不足になりファンは納得しなかった。
でも、『君の名は。』の場合、端折ってるストーリーはたくさんあるが、そこを全てRADWIMPSの歌に合わせてダイジェストで流すことに成功した。
歌と音楽で観客への説明不足を圧倒して、なんとなく理解したつもりになって次の場面に行くことができる。