投稿日 2016-09-02
誰も言わないから、オレが言う「移住者」って・・・。


ひと言ふたこと言わずには・・・

 

ここ最近、こんな田舎にもいろいろ変わった(?)移住者が入ってきている。

その中に下手な人が多くて・・・

主にはインターネットに犯された人たちだ。

(ここではネット移民と呼ぶ)

 

すべて若い20代の青年たち。彼らはもはやインターネットなしでは、落ち着いて暮らせていけないだろう。

別にネットが悪いわけではない、ここは断言できる。

実際私も好きだし、この世の中からもうネットなしでは不自由でしょうからね。

 




 

彼らネット移民の田舎での活躍はいろいろ耳にも目にも入ってきて、危なっかしいなぁと思いながらも、暖かい目で見てきている。

 

それぞれの幼少期から歩んだ道で、今日に至るまでそれぞれにつらい物語があり、何かのきっかけでこの田舎にやってきたのだろう。

そう、きっかけで。

人にはいろんなきっかけで人生が大きく変わるときがある。

私もそうでした。

だからそれぞれに理由はあれど、こちらの先住の方達には理由なんて関係ないことであることをまず伝えておく。

 

多くのネット移民は、田舎という全く違う環境で、新しい未来に希望を持ち、田舎での生活を楽しく過ごしているでしょう。

しかしね・・・

思うんですよ。彼らのスピードが。早いんです。とても急いでいる。

正確にはそう見える。

どうしてなのかな?もっとゆったりとした時間で、自然の流れをじわぁーと身体にしみこませていけばいいのにと。

何も一足飛びではいけない。野菜作りも、人間関係も、自分のメンテナンスも。

 

なぜこういう話になるかというと。

ネット住民と先住の人たちともめているから。

どちらも悪くないんですよ。

ただネット移民はいろいろ知らないだけの赤ん坊みたいなもんですから。

無知なんですよ、リアルな世界を。

 

それぞれが言葉を伝え、打ち解けあう時間がないからです。ネット移民はリアル世界もあるでしょうが、SNSが中心で人間関係を構築し、巨大なネットワークを持っています。人よりちょっと変わったことを配信することにより、ますます増えていくネットワークを築いていっています。それが彼らのとって財産であり、収入にもなっていることでしょう。それが悪いわけではない。今の時代の生き方だから。

ただし先住民、私を含め田舎の人たちは何となく気持ち悪く、不気味で、摩訶不思議な所があるもの事実。

 

彼らネット移民は、おそらく窮屈な環境でいたために、物事に寛大で、包容力のある田舎で新しい空気を吸うことを覚え、ハイテンションになっているだと思います。

それはとても良いことです。

新しい空気は美味しいですもので。どんどん美味しいもの吸収してください。

でもその空気は毎日毎日美味しいものを食べていればそれが普通になります。

その普通を新しい発見としてネット移民が配信してくれることも素晴らしいし、大いに歓迎しています。

でもその美味しいものの食べ方です。美味しいものを食べるには、そこに行きつくまでに先人の努力と物語があることを忘れてはいけない。忘れてはというより、知らないといけない。

 




 

そして、ネットというものが、田舎にとって劇的な田舎のコミュニティーを網羅したか。

ここにはたかが40年前まで電話もなかったのですよ。有線通信でした。その後、黒電話となり、テレビがカラーになりました。パソコンを持ってないのに、数年前にいきなり携帯端末スマホがみんなのコミュニティーツールとなりました。一気に時代が変化しました。

老人が隣同士でラインやっている姿も見えます。これはアフリカや中国でも同じこと。電話ないのにいきなりスマホでお買いものしているんですよ。そんな世の中です。

田舎の人にとってネット情報は本気にしていますからね。新聞、テレビとおんなじ。信じている人が多いのです。だから気を付けないと。ネタとかでは済まされない場合がある。

 




 

さて、私の本文である農業の世界では、もっと古い歴史があり、しきたりがある。法律より厳しい掟がある。理由なんて別に知らなくていい。

そういうのが掟である。

農民の人間関係ももっと深いものがある。

土着性も高い。

そういうものを変えていこうなんて100年早いわ!

まずはゆっくり身体に自然のリズムを染み込ませていってほしい。四季を楽しみながらね。

 農業の話しならうちにおいでよ。歓迎しますよ。

 




 

最後に、

新しい人が増えることは歓迎です。間違いありません。

ここへ来た理由も特別必要ないです。思う存分、田舎を満喫してください。

これは忘れてはいけませんよ。

「あなたたちは無知です」

田舎事情に関しては。

ネットによる知識となるとあなたたちは長けています。

けどね、そんな人の代わりは万といますから。

 

だから、ネットにあまり頼るではなく、リアルに自分の足元を見つめ、そこら辺のじいさんばあさん、おばちゃん、おっさんを、とっ捕まえてもっとどっぷりつかってみてください。

ネット情報と違ってすぐに答えは見つかりません。けどあなたたちとファミリーになろうとしているんですよ。だからゆっくり話しをしてあげて。ゆっくりと。

ネットとはまた違う、「お互い様」というネットワークを築いていってほしい。

私を含め移住者の多くはは、家庭に親や祖父母が同居してない。だから教えてくれる人、、叱ってくれる人がいない。だから作っていかないといけないのよ。事前に教えてくれる人。これは年配者じゃないといけないと思う。

だからじっくり腰据えて生活してほしい。急ぐな!

寝たら明日の太陽は昇るよ。

ウエルカム・嶺北ですよ!

 




 

 

考察

田舎の先住民へ

ここへ来る若者のネット移民は、総じてつらい経験があってここにきています。また経済的にも厳しい人も多いです。

 

私達もつらい経験をしていることは承知しています。

けどこの人たちはココという場所を選び、1歩み出そうとしています。ネット移民の行動は、摩訶不思議もわかりますが、もし、あなたのドアをノックしたらまず話を聞いてやってください。まず聞く

それが間違っていたら大いに叱ってあげてください。

そして教えてあげて

それでいいのです。

大事なのはまず話を聞くこと。

そして、数日後には、畑の大根2本持って「どうや?」って行ってあげて。

その後はその人次第です。なんなら縁切ったていい。

 

許してあげることも田舎の良さです。

そして酒でも飲み交わせばもっといい。

それがファミリーの第一歩だと考えます。

せっかく来たんだもの。

歓迎せにゃ。

そこまでして、反応がなければ適応なしだね。ごめん。

 

何とかなる、なんとかね。

田舎ってええで

 

 

 


 

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