こんばんは、きんどるどうでしょうです。スタートして2ヶ月、標榜していた12万冊を割りそうな雰囲気もある読み放題サービス『KindleUnlimited』で残念なニュースがあったのでご紹介。
Amazon 講談社の読み放題対象作品を一方的に削除した問題
8月3日からアマゾンジャパン合同会社(以下、アマゾン社)がスタートした、いわゆる電子書籍の読み放題サービス「キンドル アンリミテッド」におきまして、講談社はこれまで 1,000 を超える書籍や雑誌のタイトルを提供してまいりました。
ところが同サービスが展開する過程において、先日、一部報道にございました通り、アマゾン社側の一方的な事情により、同社ランキング上位に並ぶ書目が提供元の弊社に何らの連絡もなく、配信を停止されるという事態が発生しておりました。
パワー系解決はAmazonらしいですが、今後どうなるんですかね
経緯としては、一部出版社には”10%読まれたら1冊売れただけの印税を支払う”という条件で読み放題対象作品を集めていたそうですが、サービス開始1ヶ月たたずに予想以上の好調っぷりからAmazon一方的に契約を変更してたんですよね。
細かいところは東洋経済ONLINEの西田宗千佳さんの特集記事が詳しいかな。 Kindle読み放題”急変”、裏にあった「想定外」
そんなAmazonの行動に講談社が抗議をしたところ、一方的に読み放題から解除されたというのが本件の流れ。
電子書籍に詳しいライター・鷹野凌さんの調査*では9 → 10月で講談社以外に”フランス書院、白泉社、光文社、プランタン出版、イースト・プレス”の読み放題対象が激減したそうですが、同じ措置なのか徳間書店のように契約変更に伴う縮小なのか……。
また、同じく電子書籍サービスを運営する漫画家・佐藤秀峰さんの電書バト作品も読み放題から片っ端に外された上に新規のエントリーも受け付けないという処置をとられているようで……
Kindle unlimitedに関して、アマゾンジャパン合同会社から契約条件の不利益変更を求められ、これを拒んだ所、それまでエントリーされていた作品の大半が削除され、その後の追加エントリーも受け付けられない件について、同社に対し賠償などを求める内容証明を送付しました。
— 佐藤秀峰 (@shuho_sato) September 30, 2016
いやぁ、敵に回しちゃいけない人を回したなAmazon。ここから講談社含めて、複数の出版社による訴訟とかはじまるかもしれないですね。
まあ、Amazonと出版社の契約内容の詳しいことがわからないので一方的に『Amazonの横暴だ!なにするだー!!』とはいえず。契約内容によっては一方的にAmazonが解除できるという項があったかもしれませんしね。むしろ、あったから削除したという気がする。道義でどうなんだというのはもちろんですけどね。
この、パワー系の解決策はAmazonらしいっちゃらしいのですがKindleUnlimited読み放題のつまずきっぷりが凄まじいの一言です。きんどうとしては、もともと読み放題にユーザーさんが参加されても、読まれてもアフィ収入にはならないので……そのどっちでもいいっちゃいいんですが。雑誌利用で愛用しているので、バイク誌とカルチャー系が減るような事態になると困るなぁ……。遂にKoboデビューとなるかしら。
さて、8月3日初日に申し込んだ人は10月も自動継続になってるとは思いますが「ちょっとUnlimitedは様子見かなぁ……」という方は下記から解約できるので参考まで。
Kindle Unlimited解約は下記から
Unlimitedの自動会員登録のキャンセルは下記『 Kindle Unlimited セントラル』からどうぞ。キャンセルをクリック後にページが遷移しますよ。
※ Kindle Unlimitedサービス開始から2カ月経ったので、ラインアップをジャンル別・出版社別に当初と比較してみた – 見て歩く者 by 鷹野凌