自分に合ってない会社で頑張る意味
僕はこの数年、確実に自分には到底合っていないであろう職場で働いてきました。
たった数年でその会社の何が分かるんだという話が飛んできそうだが残念ながら分かる。
そんなのは甘え、仕事なんだから当たり前だろ、そんなセリフは聞き飽きました。
当時、僕もそういった考え方だったので僕がまともに働けていて、友人が「今の職場、マジで自分にあっていない」などと本気で言いだしたらきっと同じ様な答えを返していたでしょう。
それが、当の本人にとって、どれ程残酷な言葉かも考えずに適当に。
僕はこれまでに、今の日本に蔓延している「鬱」など周りが騒いでいるだけで実際には鬱になってる人を見た事もなければ出会った事もなかったわけですから。
ましてや、自分がそんな状況に陥る事なんて考えてもおらず、自分から程遠く離れた場所で起こっている事で、自分には関係のない事だと認識していた訳です。
働き続ける理由
僕はこれまでに4社ほど経験してきましたが、ここまで本気でこのままだと色々ヤバイと思ったことはなかったです。
というのも、今まではどれだけ「仕事に行きたくない」、「楽しくない」と思っていても仕事が嫌だから辞めたいとは思ったことがなかったですし、生きていくのに会社に属するのは当然の事 、それが僕のレールだと思っていました。
今でもそうやって生きていくのが僕のレールだと思っています。
僕はチキンなので、誰かみたいにレールから外れたいとは思わないんですよね。
この辺り、集団心理というか日本人だなぁとつくづく感じてしまいますが、僕は自分でひいたそのレールの上で妥協せずに、最大限生きていければそれでいいんです。
しかし、今回は心から今の仕事を「辞めたい。」そう思う様になってしまいました。
そう考える様になった細かい要因と言うのは、ここでは伏せさせていただきたますが、僕が決心を固めた理由は身体に異変が起き始めたからです。
異変が起き始めてからは、トントン拍子に崩れ落ちて行きました。
まず、出勤するのが億劫になり、会社の扉を開けることが困難になり、動悸が止まらなくなりました。
睡眠にも影響が出始め、睡眠導入剤なしではまともに眠る事が出来なくなり、精神安定剤なしでは仕事に行けない、仕事ができない状態までに転がり落ちました。
そして気付けば、隔週で心療内科に通う、僕とは遠くかけ離れた存在だと思っていた「鬱」に片足を突っ込んでる状態になっていました。
身体を壊してからでは遅い
僕はこうなって始めて、「仕事とは」と言うことを本気で考える様になりました 。
これまでは生活する為、生きる為という誰もが持っているであろう当たり前の感覚の元に働いていました。
同じ考えの方も多いのではないでしょうか。
この時の僕は何も考えずに淡々と生きる為に仕事をしていましたが、大事なことが抜け落ちている事に気付きました。
仕事って睡眠時間を省くと 生の大半を占めるものですよね。
裏を返せば仕事が充実していれば人生は上手くいっていると捉えることもできます。
極論ですけどね。
つまり、この人生の大半を占める仕事に対して具体的な目的がなかったんですよ。
僕には、「生活するため」ただ、この理由1つの為だけに人生の大半を占める仕事と向き合っていました。
枠として「生活するため」という理由は間違ってないと思います。
生きるためにはお金は必ず必要ですからね。
「生活するため」という大枠だけで、生活の先にある目的を設定してなかっ んですよ。 サラリーマンである限り、会社に属することは必須ですが、そこがゴールになっていないでしょうか?
仕事を通じて〇〇を得たい、〇〇になりたい、〇〇に挑戦したいという、生活するための給料以外の目的が仕事には必要なのだと今更ながら気付きました。
就活生でもよくいるじゃないですか。
大手企業に入社したい!給料たくさんもらえる所に入社したい!って人。
これって入社する事そのものが目的になっていて大手企業に入社して何をしたいのかを、おそらく考えてないんですよね。
その仕事のどこに楽しみを見出すか、どこに重きを置くのかを考えていないと、思考停止で毎日毎日ハゲ上司に頭を下げ、給料の為だけに電車に揺られて出勤退勤を繰り返すゴミみたいな日々 待っています。
さらに、就職がゴールになってしまうと毎日毎日、クソハゲな上司があーだこーだ、取引先がマジでクソなどという愚痴しか出なくなり、属している会社が全てだと錯覚する様 なります。
ここを辞めたら生活していけない、生きて行けないという風にね。
お金の為だけに会社に入り、生活の為だけに働いていると身体を壊すほどにあなたに合っていない会社であっても辞めることができなくなります。
というより、そもそも辞めるという選択をできなくなるのです。
働く=生活の為という確固たる目的の元に働いてきた訳ですからそんな選択肢は出てきません。
それでも真面目にせっせと身体を薬で誤魔化しながら生活のために働き、リタイアせざるを得ない状況にまで身体を酷使する事になります。
これって本来の目的からずれていますよね。
生活する為に働いているのに、普通の生活すらできなくなる可能性を自分で感じながらも働くなんて馬鹿げてるとは思いませんか?
そんなクソみたいな会社で自分の人生を消耗していて良いのでしょうか。
生きるのには目的が必要です。
同じ様に人生の大半を占める仕事にも目的が必要なのです。
働く=自分の為
働くのは生活の為という大前提は置いておきましょう。
そんなのは誰でもわかっています。
そこから先の理由を見つけないと今の職場が自分の全てだと訳のわからない理屈に閉じ込められる事になりますよ。
「人生で〇〇を達成するにはどうすればいいか」ここを考えて行かないと思考停止で毎日働く羽目になります。
もちろん、それで身体も健康で満足を得られるのであればいいでしょう。
問題は自分に合ってない仕事の場合です。
中にはどんなに苦しくて薬を飲みながら通勤していても「石の上にも三年」とかいう戯言を言ってくる人もいますが僕は本気で戯言だと思っていま す。
身体を壊してまで三年粘る必要などまるでなくないですか?そういう人は自分が薬を飲みながら出勤するという事がどれ程辛いか知らないから言えるのです。
それに今のご時世、3年も同じ会社にいなくても転職だって普通にできます。
はっきり言って身体を壊す程あなたに合っていない会社にしがみつく必要性は皆無です あなたにとってのクソ会社はとっとと辞めましょう。
転職したら、薬を飲まなくてよくなり、さらには給料も増える可能性だって大いにあるので、今の椅子にしがみつくのはマジで時間の無駄です。
またそうなってからでは遅いですよ、身体という資本、健康があってこそです。
最後に
僕の実体験と考えをまとめました。
誰かにとっては「は?甘えんなハゲ野郎が。」という答えが返ってくるかも知れませんが、僕は身体を壊すほどに嫌ならとっとと辞めたらいいと思って ます。
そして、ぼくも実際にその職場は退職します。
しかし、ここまで散々書いてきましたが、仕事の大枠として「生活する為」というのがあります。
なので転職するにあたって事前準備は必須だと考えていますので、嫌なら今すぐ辞めてしまえ!とは、ならないのが大半の人です。
勢いで辞めて上手く行く人もいるでしょうが、そんなのは一握りでしょう。
まずは次の転職先を見つけてから心に余裕を持っていきましょう。
中でもコレは中々面白く、参考になったのでリンク貼っておきます。
自分の市場価値、つまり貴方の持つ経歴での想定年収を簡単に調べられるというものです。
これから転職する人の目安になると思います。
時間も5分くらいで終わるので暇なときにでもやってみて下さい。
ここまで長々と書きましたが、クソ会社でクソみたいな生活で自分を消耗し続けるくらいならいっその事、辞めてしまうのもありなんじゃないかな。
もちろん、無職をすすめてるわけではありませんよ。
流行りのレールから外れる事を進めてる訳でもありません 。
数ヶ月生きていける貯金があるなら一旦、たまりにたまったストレスを吐き出すのに旅行へ行ってもいいですし、ボーっとしてもいいと思います。
理想は、次の転職先を決めてから有給消化中にノンビリ過ごすのが精神的にも楽だと思いますけどね。
身体が壊れる前に、思考停止で生活の為だけに働くことになる前に一歩進みましょう。人生は一度しかありません。
生きる為だけに働くのは疑問が残ります。