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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 作者:アキナ

秋の過去

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オリキャラ、オリジナル要素あり

凄いゴタゴタと言うか、フニャフニャと言うか……、とにかく、文が意味不明ですっ!((
話の流れが変です!
み、見逃してくださいまし‼︎‼︎(土下座
寒い冬の日。
雪がハラハラと静かに、音も立てずに降ってくる。
街から帰り、周りに誰も居ないことを確かめ、バサッ、と被っていたマントを剥ぐ。
はーっ、と息をかけると、窓ガラスが白くなり、白くなった所を吹き、自分の鼻の頭が赤くなっているのに気付き、さっさと家に入る。
青い髪に、サファイアのような美しい青い瞳。
名は、十文字 秋(じゅうもんじ あき)という。
家には、ツルが巻きつき、花を咲かせている。
薄いブルーの冬の花。秋のお気に入りである。ブルーフラワーと名はそのまま。
誰が付けたんだろ、とクスッ、と笑う。
家に入ると、シーンとしており、どうやら一人暮らしのようだ。
見た目は十五歳程度の秋が、一人暮らしをしているのには、訳がある。
そう、とても辛い過去。

***

スゥ、と疲れで眠り、ある夢を見る。
自分が一番見たく無い夢。恐ろしい化け物や、幽霊よりも嫌な、自分の過去。
ーーー「おかしいわっ!この子は、いくつの魔法を持っているの⁉︎」
何度も聞いた、母の声。
いつも私を、化け物でも見ているかのような目で見る。
お母様、そんな目で見ないで!と手を伸ばすも、ヒッ!と短い悲鳴を上げ、遠ざかる。
あっ、と手を下げ、悲しくて俯く。
私は、どうして生まれて来てしまったんだろう。
と、つい自分の存在価値を考える。
パーティで、あんな事をしてしまったから……!と後悔しつつ。

簡単に、私の世界の話をしておこう。
私の生まれた世界には、魔法が存在する。
勿論、普通の人間も存在する。
魔法を使える者は、″魔道士″と呼ばれる、特別な種族に値する。
魔道士は、一人、一つの魔法を授かって生まれてくる。
精霊を呼び出す魔法、自身の力を強化する魔法ーー
種類は、数多と存在する。

このように、私の生まれた世界には魔法が存在する。
一つの命には、一つの魔法。それがこの世界の常識。
ーーのハズだった。
カチャ、と近くにあったワイン瓶を操り、スポッ、とコルクを一斉に抜き、水の芸当を披露する。
「オォ!実体のある物を操る魔法か!」
「え?私が先程あの子の部屋で見たのは、氷や、炎を生み出す魔法ですわ。」
それを聞いた貴族や王族達が、はて?、と首を傾げる。
が、それと同時に、
「魔法を二つも持っているなんて聞いた事無いぞ!」
と、声を荒げる貴族たち。
秋は、ーーーー王族だったのだ。
「きっと、この王女は、災いの象徴だ!」
「ああ。そうだ!そのうちの魔法が体を蝕むぞ!」
「そうだ!この力に、体は耐えられなくなるさ!」
稀に、魔法が、己の力より強く、体を蝕まれ、死亡。
なんて事もあるのだ。
だからこそ、二つも魔法を授かって生まれて来てた秋は、自身の運命を恨み、恐ろしいその力で、国を滅ぼすのでは無いか、と災いの象徴として知られた。
実体のある物を操ることが出来るのだ。人と人を戦わせ、国を滅ぼす……いや、氷を生み出し、槍となって降り注ぐのでは?と噂はすぐに広がった。
それに、あの青い髪に青い瞳!人間や魔道士では無いだろう!とも言われ、この国に、いや、この世界に、秋の居場所は失われた。
十歳になり、何故か、マントを被せられ、門の外へ出た。
うわぁ!と感嘆の声を漏らし、出掛けるのかな?とウキウキしていた。
だが、その期待は、打ち砕かれた。
秋の王族としての生活は十歳まで、塔に閉じ込められ、十歳の誕生日と共にーーーーーーーーー捨てられた。
「秋。お願い、私達は、貴女を殺したくはないの。だから、この国から去って、密かに暮らしてちょうだい。」
お母様っ?どういう事⁉︎と、状況を飲み込めないでいると、
「悪いな。だが、秋、どうか、この国から去ってくれ。」
と、父にも言われ、どうして⁉︎と反論するも、衛兵に囲まれ、齢十歳の秋でも、
自分は捨てられた。もう、私の居場所は無いんだ。と理解できた。
涙を浮かばせ、ウワアアァ‼︎お父様!お母様ァァアア‼︎と放り出された門の前で泣き叫んでいた。
衛兵も耳を貸さず、父や母にも、会う事はなかった。
何ヶ月もさまよい、正体がバレないよう細心の注意を払って、捨てられた事を思い、
ヒック、と泣きながらたどり着いたのが、迷いの森、と呼ばれる魔の森。
一度迷い込めば、抜け出せない、生きて帰れない。と有名らしい。
ずっと塔に閉じ込められていた秋には、知る由も無い事だが。
「王族が国を追放?ホント笑えるね。」
と、この国……いや、世界を嘲笑う。
齢十歳の少女にしては、大人の思考をしているらしい。
もう何ヶ月も言っている気がするが、切り捨てる。
ザッ、ザッ、草や木をかき分け、神秘的な透き通る池を見つけた。
辺りには、妖精が飛び交い、普通の人間が訪れれば、妖精に誑かされ、食われていただろう。
妖精は、通常の人間より強く、手も足も出ない。
その妖精が話しかけようとしない程、魔道士は強大な力を有する。
「綺麗だなぁ……!」
と見惚れていると、とある案が浮かんだ。
「ここに家を作ろう!そしたら、水には困らないし!」
ん、待て待て。私の魔法で生み出せる………。地上のある物は生み出せるし。此処じゃなくても別にいいんじゃない⁉︎ん?でも、確か、風や雷も生み出せた………。
おかし過ぎる。なんの冗談…?そういえば私は治癒魔法のようなものもある。
頭の中でぐるぐると謎が謎を呼ぶ。
「ハハッ。冗談キツイな、どうなってんだろ私。」
自分で自分が怖いや。などと考えては、苦笑いを漏らした。

***

「ふわぁ。あ、もう夜⁉︎寝すぎちゃった……」
昼頃に寝たのにこんなに寝ちゃうなんて。とぶつぶつ言いながらテーブルに目が行く。
そこには一枚の手紙。
ご丁寧に、十文字 秋殿へ、と書かれている。
忍び込んだ?でも、私の結界に反応してない……。
暮らしているうち、勿論、自身の魔法を高めるため、修行はしていた。
今では、ノーマル魔法、つまり魔道士なら誰でも覚えられるような、瞬間移動や異種族との会話、変身、沢山の魔法を取得していた。
それなのに、秋は侵入に気付けなかった。
秋は恐れられる程の力を持っているのに……だ。
え?と首を傾げる。
でも、面白そう……!、嬉しいっ、という気持ちが上をいった。
生まれてから、必要とされず、友達なんていなかった秋にとって、凄く、凄く、凄く、嬉しかったのだ。
胸がキュゥ、と締め付けられ、カサッ、と開けると、
『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。
その才能を試すことを望むのならば、
己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、
我らの″箱庭″に来られたし』
箱庭?なんだろ、聞いたことないなぁ。
イタズラ?と思うと同時に、視界に入る景色が豹変した。

***

「わっ」
「きゃっ!」
上空4,000メートルの高さの所に投げ出された。
ニャアアアアァァァ‼︎‼︎と隣で猫が叫ぶ。
高さのせいもあるが、風が痛く、目を開けられない。
とボチャン!と水面に着地した。
「つ、つつつ冷たいイィ‼︎‼︎」
バシャッ、バシャッ、と急いで陸に向かって走る秋。
氷の魔法を持つ魔道士になりたかった…。そうだったら、寒さに強いのに…!と少し、自分の運命を恨みつつ、辺りを見渡す。
不思議な格好をした少年。頭には、何か付けている。
髪が長く、リボンで結んである少女。清楚的な印象を与える服。貴族……と思うと、サッ、と血の気が引いた。
自分を災いの象徴だと国中に広めたのだ。
恨んでいても仕方ない。
もう一人の少女は、どうやら、あの猫の飼い主のようだ。
ショートヘアーで、無口な感じだ。


フッ、前書きの言う事が分かったでしょうか?
フフフ、デスヨネ、ブンサイカナシイ。コクゴノセイセキ、イチオウヨンナノニ、何故ッ‼︎‼︎‼︎‼︎
秋、最強じゃん⁉︎って思う方も居たでしょう……デスヨネ。
よし、次(書く気があれば)は平凡な感じにしようかな‼︎
飽きっぽいので、自然消滅する可能性大((

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