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ノーベル賞に大隅良典さん

10月03日 21時06分

ノーベル賞に大隅良典さん

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今年のノーベル医学・生理学賞の受賞者に、細胞が、不要になったたんぱく質などを分解する「オートファジー」と呼ばれる仕組みを解明した東京工業大学栄誉教授の大隅良典さん(71)が選ばれました。
大隅さんは、愛知県岡崎市にある基礎生物学研究所の教授を13年にわたって務め、ノーベル賞の受賞につながる研究を行いました。

大隅さんは福岡市出身で71歳。
東京大学教養学部を卒業したあと、アメリカのロックフェラー大学などで研究を行い、愛知県岡崎市にある基礎生物学研究所の教授を13年にわたって務めました。
現在は基礎生物学研究所の名誉教授とともに、東京工業大学の栄誉教授を務めています。
大隅さんが基礎生物学研究所で取り組んだ研究は細胞が不要なたんぱく質などを分解する「オートファジー」と呼ばれる仕組みの解明です。
パーキンソン病などの神経の病気の一部ではオートファジーの遺伝子が正常に機能していないことが分かっていて、予防法や治療法の開発につながるのではないかと期待されています。
日本人のノーベル賞受賞は3年連続、アメリカ国籍を取得した人を含めて25人目で、医学・生理学賞の受賞は去年(平成27年)の大村智さんに続き4人目です。
ノーベル医学生理学賞が決まった東京工業大学の大隅良典栄誉教授は平成21年までの13年間愛知県内で研究していたことから名古屋市の名古屋駅前でも号外が配られ、手に取った人はうれしそうに新聞に目を通していました。
名鉄名古屋駅前では午後8時前に「ノーベル賞に大隅氏」などと大きく見出しをとった号外が配られました。
駅前を行き来する人たちはつぎつぎと号外を手にとってその場で目を通していました。

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