10月03日 19時30分
10月1日に来年卒業する大学生らへの内定が解禁され、3日、名古屋市の地方銀行では内定式が行われました。
名古屋市中区にある中京銀行の内定式には、来年春に入社する予定の学生88人が出席しました。
式では内定者の名前が呼ばれ、代表の男子学生に内定通知書が手渡されました。
そして中京銀行の室茂夫頭取が「来年4月に向けて、社会人としてあるべき姿を想像し、夢を持って皆さんの積極的な行動で自分自身の可能性を広げてほしい」と激励しました。
出席した学生は「社会人になるという自覚が出てきました」とか「お客に信頼される銀行員になりたい」と抱負を話していました。
今年の大学生の就職戦線は人手不足などを背景にいわゆる売り手市場となっていて複数の企業から内定を得ている学生も多いということです。
中京銀行の村瀬太一人事部長は「内々定を出しても就職活動を続ける学生が多く採用予定者を確保するのが難しかった」と話していました。
この銀行では結婚や出産などで退職しても復職できたり男性でも短期間の育児休暇が取得できたりする制度を設けていてこうした点をアピールすることで人材の確保につなげていきたいとしています。
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