偽造した領収書で９万円あまりの政務活動費を不正に受け取っていたことが明らかになった岐阜市議会の議員が、３日、辞職しました。
この議員は、ほかにも２０万円あまりを不正に受け取っていたことを明らかにしました。
辞職したのは、岐阜市議会の自民党会派に所属する高橋正議員（６３）です。
３日朝、杉山利夫議長に辞職願を提出し、受理されました。
高橋議員は同級生が経営していた飲食店の領収書を使って、会議で出すコーヒー豆を購入したように装い、昨年度までの３年間であわせて９万円余りの政務活動費を不正に受け取っていたことを先週、明らかにしました。
そして、辞職願を提出したあと、その前の３年間にも同じ店の領収書を使って２０万円あまりを不正に受け取っていたことを明らかにしました。
このうち５万円あまりについて岐阜市から返還を求められ、すでに返還したということです。
高橋議員は「議員に対する市民の目がさらに厳しくなることを考えると、大変なことをしてしまったと感じている」と述べました。