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大須演芸場 再開1年特別寄席

10月01日 19時47分

大須演芸場 再開1年特別寄席

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東海北陸地方唯一の常設の寄席、名古屋市の大須演芸場が再オープンしてから1周年を迎え、1日から桂文枝さんなど人気落語家が出演する特別寄席が始まりました。
大須演芸場は経営難のため、おととし2月に約半世紀の歴史に幕を閉じましたが建物の耐震補強などを行い、経営陣を一新して、去年9月から興行を再開しました。
1日からは再オープンから1年になるのを記念した特別寄席が始まり、桂文枝さんや林家正蔵さんなど、人気落語家が高座に上がるとあって客席は満員になりました。
出演者がお祝いを述べて落語や漫才を披露すると、大きな笑いや拍手がわき起こっていました。また、大須演芸場に出演経験のある明石家さんまさんからのお祝いのメッセージビデオも上映されました。
80代の女性は「再オープンしてきれいになったし、おもしろいので3回くらい来ています」と話していました。
大須演芸場によると、毎月10日まで開かれる寄席の入場者数は、1日平均200人、1年間で約2万4100人で、当初の予想を上回り、今後は新しい観客だけでなく、リピーターを増やしていくことが課題となっています。
桂文枝さんは「名古屋に寄席が復活して盛り上がっている感じがしてうれしく思いました。お客様に末永く支えていただきたいです」と話していました。
林家正蔵さんは「名古屋は上方と江戸の真ん中で、芸人同士交流が出来ていい勉強の場になっています。大須の街は若い人からご年配までいるので、落語を聞いていただくのにぴったりだと思います」と話していました。
大須演芸場の特別寄席は、東西の人気落語家が日替わりで高座に上がり、9月10日まで行われます。

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