大隅さんノーベル賞 新聞が号外で

ことしのノーベル医学・生理学賞に東京工業大学栄誉教授の大隅良典さんが選ばれたことを受けて、東京・新橋では午後7時半から新聞の号外が配られました。
号外には「大隅氏、ノーベル賞」という大きな見出しとともに、「新陳代謝の仕組みを解明した」などと受賞理由が掲載され、帰宅途中の会社員などが次々と受け取っていました。
76歳の男性は「ノーベル賞の受賞が決まるまでに大変な努力をされたと思う。医療分野の研究成果はとりわけ人類の健康や福祉のためになるので、同じ日本人としてという意味だけでなく、グローバルに役立つことが誇らしい」と話していました。
26歳の女性は「また日本人が受賞したと聞いて、びっくりしました。パーキンソン病を患う知り合いがいるので、大隅先生が研究で明らかにした仕組みが治療に役立てばすばらしいことだと思う。若い私たちも見習いたい」と話していました。
また、50代の男性は「基礎研究から頑張ってこられたと思うので、そうした方の努力が報われるというのはすばらしいことだと思う。さまざまな研究が進み、少しでも病気が治る成果が出ればよいと思う」と話していました。