09月30日 09時42分
愛知県岡崎市の中学3年の女子生徒が、覚醒剤を使用した疑いなどで逮捕された事件で、女子生徒が「知り合いの先輩の家から覚醒剤を持ってきた」と供述していることが捜査関係者への取材で分かりました。
元暴走族の別の先輩の紹介で知り合ったということで、警察は詳しいいきさつを調べています。
岡崎市の市立中学3年の15歳の女子生徒は、9月、市内で覚醒剤を使用したほか、自宅に覚醒剤約0.1グラムを隠し持っていたとして、覚醒剤取締法違反の疑いで29日、逮捕されました。
女子生徒は容疑を認め「自分で使うために持っていた」と供述しているということですが、捜査関係者によりますと、その後の調べに対し「知り合いの先輩の家から覚醒剤を持ってきた」と供述しているということです。
この先輩とは、元暴走族の別の先輩の紹介で知り合ったということです。
警察などによりますと、女子生徒は中学にはほとんど通っていなかったということで、警察は交友関係を中心に詳しい入手先を調べています。
女子生徒が逮捕されたことを受けて、29日夜、岡崎市の教育委員会が記者会見し、安藤直哉教育監が「生徒を助けることができず心を痛めています。多くの子どもや保護者などに心配をかけて申し訳ありません」と陳謝しました。
教育委員会によりますと、事件につながるような行動は把握していなかったということです。
教育委員会は10月4日に開かれる市立の小中学校の校長を集めた会議で違法な薬物に対する教育や指導を徹底するよう改めて求めることにしています。
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