アニメなどの情報発信施設 秋葉原近くに整備を

アニメなどの情報発信施設 秋葉原近くに整備を
漫画やアニメなどの情報を発信する拠点施設の整備を目指している超党派の議員連盟は3日の総会で、施設を秋葉原から徒歩圏内に整備し、国立国会図書館の支部図書館として、資料を保存する機能を設けることを目指す方針を決めました。
超党派の議員連盟は日本文化をアピールしようと、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までに、漫画やアニメなどの情報を発信する拠点施設、「MANGAナショナル・センター」の整備を目指していて、3日、総会を開きました。

総会には議員連盟の会長を務める自民党の古屋選挙対策委員長のほか、映画「シン・ゴジラ」などの監督として知られる庵野秀明さんも出席し、庵野さんは「今、アニメーションや特撮映像の資料が日々失われている。僕らにとって宝である昔の資料をできるだけ多く公の場で残してもらいたい」と訴えました。

そして、総会では拠点施設について、国内外から多くの愛好者に足を運んでもらおうと、アニメやゲームの聖地とも呼ばれる秋葉原から徒歩圏内に整備することを目指す方針を決めました。
また、施設は民間資金も活用して整備するとともに、国立国会図書館の支部図書館として位置づけることで、納本制度に基づいて漫画やアニメの資料を保存する機能を設けることを確認しました。