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デリヘル嬢をしています。出張はお客さんの家とラブホテル半々ぐらいなのですが、客の家だとどうしても警戒してしまいます。

だって、汚い部屋が多すぎるんですもの！！

まず、床一面に新聞紙や雑誌を敷きつめられて（？）いて、その上に布団があるなんて序の口。

水回り、特にシャワーカーテーンがカビだらけで極彩色の模様！？ と思うような物とか、ていうかお風呂が淡いピンク？ ちょっとエロいな～と思ったら赤カビだった！ とか……。ホント、気が滅入ります。

ある日の仕事。お客さんの家での仕事でした。もう玄関からしてゴミ屋敷！！ 靴が乱雑に脱ぎ捨てられて、どの靴も汚れている。

小さなキッチンには物があふれていて、シンクには食べ残したカップラーメンやコンビニ弁当の残骸が放置。夏だったので小バエがプンプン飛んでいました。

寝室は……ご想像の通り汚部屋。床から30cmは積み上げられているであろう、新聞紙、風俗情報誌、パチスロ情報誌。その上に布団！

お客さんは「ちょっと汚くてごめんねー。今日スロで勝ったからさー！」と苦笑いです。

ならホテル代ケチるなよ！！ と思いましたが、ウチの店は部屋が汚くても仕事するように言われているので、シャワーを浴びさせてもらいました。

この客の家のシャワーカーテーンは真っ黒！ カビにも家主ごとの個性がありますね。って私は汚部屋評論家か！

さて、この家のお風呂の注目ポイントは……シャワーヘッドが取れたただのホース！ 泣きたくなりました。

でも、仕事だから我慢！ と自分に喝を入れて、もはやシャワーではないホースから流れ出るお湯で全身を洗いました。もちろん、持参していたグリンス入りのボディーシャンプーで念入りに。

続いてお客さん。シャワーヘッドの無い事にはふれず、キレイにキレイにに洗ってあげて、プレイ開始です。こんな汚部屋ですが、客はいたって普通の人で、ゴム付きのフェラであっさり昇天。

布団はいつカバーを替えたのかわからないぐらい汚れていて、1度でも干したことがあるのだろうか？と思うぐらい湿っていました。

プレイを終え、ひとりお風呂でシャワーヘッド無しホースで体を洗っていると、目の端に走る黒い物がッ！ そう。ゴ○ブリです。しかもかなり大きな……。

「ぎゃー！！」と叫んだら、お客さんが「どうしたの！？」と開けたお風呂のドアからゴ○ブリが出ていきました。

「うちゴ○ブリ多いんだよね～」といたって普通のことのようにのたまったお客さん。

ゴ○ブリはまだまだ嫌ですが、今では私も多少の汚部屋は日常感覚で接客できます（笑）。デリヘルの仕事で“汚部屋耐性”がついた女性って、私以外にもいるのでは？ ホント、ホテル代ケチんなよ！！

https://twitter.com/miyazakideljob1/status/782917842094006272