豊洲市場地下水 「推移見守るべき」専門家会議座長
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東京都が豊洲市場で行っている地下水のモニタリング調査で、環境基準を上回る有害物質のベンゼンとヒ素が検出されたことについて、土壌汚染対策を再検証している専門家会議の座長が「一時的な上昇で判断するのではなく、今後の推移を見守るべきだ」とする見解をまとめ、市場関係の団体に文書で通知しました。
豊洲市場の地下水のモニタリング調査は、おととし11月から2年間かけて行われていて、東京都は先月29日、8月下旬に行った8回目の調査で、青果棟の敷地内の2か所から環境基準の1.4倍と1.1倍に当たるベンゼンが、別の1か所から環境基準の1.9倍のヒ素が検出されたと発表しました。
これを受けて、土壌汚染対策を再検証している専門家会議の平田健正座長は、今回の調査結果について見解をまとめ、3日に仲卸業者など9つの市場関係の団体に文書で通知しました。
この中で平田座長は「土壌汚染を浄化した場合、地下水の中の汚染物質の濃度が変動しながら低下していくことはよくある現象だ。一時的な上昇で判断するのではなく、今後の推移を見守るべきだ」としています。
そのうえで平田座長は「豊洲市場の地下水は飲用に供することはなく、人体の健康に影響するものではない」と指摘しています。
今回の調査結果を踏まえた今後の対応については、近く開かれる専門家会議で審議することになっています。
これを受けて、土壌汚染対策を再検証している専門家会議の平田健正座長は、今回の調査結果について見解をまとめ、3日に仲卸業者など9つの市場関係の団体に文書で通知しました。
この中で平田座長は「土壌汚染を浄化した場合、地下水の中の汚染物質の濃度が変動しながら低下していくことはよくある現象だ。一時的な上昇で判断するのではなく、今後の推移を見守るべきだ」としています。
そのうえで平田座長は「豊洲市場の地下水は飲用に供することはなく、人体の健康に影響するものではない」と指摘しています。
今回の調査結果を踏まえた今後の対応については、近く開かれる専門家会議で審議することになっています。