キヤノンは10月3日、赤外照明により0ルクスの暗闇でも最長60m先まで白黒撮影が可能な「VB-H761LVE」など、いずれもフルHD(2メガピクセル)に対応したネットワークカメラ計7機種を発表した。11月下旬より順次発売する。
新製品は、軒下設置が可能なドーム型2機種、屋内専用のドーム型1機種、および屋外設置も可能なボックス型4機種。
電動のパン(左右の動き、350度)・チルト(上下の動き、90度)光学3.5倍オートフォーカス機能付きズームレンズ機能を搭載した屋外対応(軒下)のドーム型ネットワークカメラ「VB-S30VE」は、直径約132mm、高さ約65mmと小型サイズ。マイクを内蔵し、映像とともに音声も記録可能。また、 CE(ヨーロッパ規格) EN50102 に準じた耐衝撃性能やIEC(国際電気標準会議)の防じん・防水の保護規格「IP66」に適合の防じん・防水構造により、店舗の軒下や駅のホームなど風雨を受ける場所にも設置可能。価格(税別)は12万3,000円で、12月下旬発売予定。
ボックス型の「VB-H761LVE」と「VB-H760VE」は光学20倍ズームレンズの搭載し、高さ20cmから5kgの物体が落下しても耐えられる「IK09」の耐衝撃基準や「IP66」に適合した防じん・防水性能を持つ。また、モニタリングのシーンに合わせ、「動き優先」、「深度優先」、「高感度」、「データサイズ低減」から選択するだけで、シャッタースピードや露出など複数の設定項目の値が一括で切り替わる「簡単カメラ設定」機能を搭載。
さらに、「VB-H761LVE」は、3種類・4灯の赤外照明やにより、光源がない0ルクスの暗闇でも最長60m 先まで白黒撮影が可能。価格(税別)は、「VB-H761LVE」が29万8,000円、「VB-H760VE」が24万8,000円で、いずれも12月中旬発売予定。
ボックス型の「VB-S910F」は、 高さ約54mm、幅約32mm、奥行き約117mmの小型サイズで、光学3.5倍オートフォーカス機能付きズームレンズを搭載。また、マイクを内蔵で、音声記録が可能。価格(税別)は、8万9,800円で、11月下旬発売予定。
ドーム型で直径約132mm、高さ約65mmの小型サイズの「VB-S800VE」は、高さ40cmから5kg の物体が落下しても耐えられる「IK10」の耐衝撃基準や「IP66」に適合した防じん・防水構造を持つ。また、本体にマイクを内蔵し、録音が可能。価格(税別)は9万8,000円で、12月下旬発売予定。
ボックス型の「VB-H751LE」は、124.3度の広角レンズと30m先まで照射可能な赤外照明を搭載。光源がない0ルクスの暗闇においても最長30m先まで白黒撮影が可能。「IP66」に適合した、防じん・防水性能も持つ。価格(税別)は27万円で、12月中旬発売予定。
ドーム型の「VB-H651VE」は、水平画角122.1度の広角レンズを搭載し、カラー撮影時には0.035ルクス、ナイトモードでの白黒撮影時には星明かり程度の暗い環境下とされる0.002ルクスでも撮影可能。価格(税別)は、23万8,000円で、12月中旬発売予定。