ノーベル賞 大隅さん「この上なく光栄なこと」
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ノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった東京工業大学・栄誉教授の大隅良典さんは、3日夜7時から放送された「NHKニュース7」に電話出演し、「この上なく光栄なこと」と、喜びを語りました。
この中で、大隅さんは、「研究者としてこの上なく光栄なことだと思いました。私たちの体の中では、たんぱく質が作られている分、たんぱく質が壊れています。このことから、私は、細胞の中で『たんぱく質が自分自身を食べて、分解するという現象』に注目しました。人がやらないことをやりたいというのが私の信念でした。私たちの体の中で起きている『分解』という、実はあまり注目されていなかったことが、よくよく考えたら大事だとわかりました。体の中にあると余分なものや、危険なたんぱく質を積極的に壊して、いつも細胞の中をクリーンにしておくことが大事だとわかってきました。そのことが、医学の分野で注目されたのだと思います」と述べました。
人がやらないことをやりたいというのが信念
この中で、大隅さんは、「研究者としてこの上なく光栄なことだと思いました。私たちの体の中では、たんぱく質が作られている分、たんぱく質が壊れています。このことから、私は、細胞の中で『たんぱく質が自分自身を食べて、分解するという現象』に注目しました。人がやらないことをやりたいというのが私の信念でした。私たちの体の中で起きている『分解』という、実はあまり注目されていなかったことが、よくよく考えたら大事だとわかりました。体の中にあると余分なものや、危険なたんぱく質を積極的に壊して、いつも細胞の中をクリーンにしておくことが大事だとわかってきました。そのことが、医学の分野で注目されたのだと思います」と述べました。