こんばんは。からあげです。
今日は久しぶりに機嫌がいい。
気分が乗ったので、ブログ更新することにした。
昨日、今日と合わせて、およそ400kmも走った。
もちろんジムニーを走らせたということは言うまでもない。
立て続けに下道を200kmも走ったので疲れた。
しかし、意外と心地よい疲労感だ。
ロングドライブ直後のあのピリピリとした状態ではない。
いつものようにマイペースで走行して、大名行列の先頭を悠々と走る。
おっさんのお通りだと言わんばかりに。
いちいち他車のことなど気にしてはいられない。
私は一定スピードで淡々と走るのみ。
昨日、やろうやろうと思っていたジムニーのオイル交換を無事に終えることができた。
前回より半年経過で、走行距離は4,904km。
盛岡を過ぎたところで、偶然にも格安でオイル交換をしていた車検のコバックを発見して、すぐさま車を乗り入れて交換してもらった。
最近の懸案事項が解消されて、ジムニーに全く不安はない。
旅の出始めのころに感じたパワーダウンと燃費の低下は、どうやらVベルトの締めすぎだと勝手に自分で結論づけた。
おそらく間違いはあるまい。
当初は感じていたパワーダウンはそれほどでもなくなり、燃費も改善を見せ始めている。
時折、ボンネットを開けてVベルトを触ってテンションを確認しているが、今ちょうど良くなってきた感じがする。
Vベルト新替後、増し締めを行わなければならないが、私の場合は必要ない。
単に締めすぎていただけだった。
まあ、エンジン内部のトラブルではないことが分かったので、ヨシとしよう。
お陰で気持ちよくジムニーを運転することができるようになった。
私の旅の相棒、ジムニー。
こいつのお陰で私はどこへでも行けるし、寝床の心配をしなくても済む。
一心同体となってこそ、旅も楽しく続けられるというものだ。
よし、それでは昨日からのようすをアップしよう。
一昨日は、八戸市南東の階上町(はしかみちょう)にある道の駅「はしかみ」で泊まった。
始め八戸港フェリーターミナルに行ったが、快適に車中泊できるような雰囲気ではなかった。
外に公衆トイレはなかったし、警備員が頻繁に巡回しているし、フェリーターミナルの建物は最終便が出たら閉鎖されそうだった。
付近は完全にコンクリで固められていてトイレをするにも不便だった。
日が暮れてからの移動は面倒だったが、結果的に道の駅まで行って良かった。
夜になると静かになって朝まで熟睡することができた。
それで昨日は、道の駅「はしかみ」から福島県相馬市に向かって南下を始めた。
もちろん下道なので、一日で一気に走るのは厳しい。
それで2日に分けて走ることにした。
一旦八戸市まで戻ってから国道4号線を南下する。
出だしが遅かったので、八戸市から出るまでは流れが悪くて時間がかかってしまった。
途中、盛岡によって献血を行う。
普段、あちこちで車中泊させてもらっているので、せめてもの恩返しをしたい。
血液なら死なない程度ならいくらでもくれてやれる。
なんたってタダだから。
久しぶりの大都市に緊張したが、思いのほか交通量は少なかった。
もともと岩手県は人口が少ないからというのもあろうが、それにしても少なすぎる。
オイル交換してもらったお店のテレビでちょうど国体の開会式の中継が流れていた。
そうだった。
今、岩手県で国体が行われようとしているのだ。
それで人が少なかったのだ!
理由が分かって何だか嬉しい。
献血ルームに辿りついたのはちょうどお昼前。
12:00から14:00の間は昼休みで受付しないので、どうしても午前中に間に合わせたかった。
なのでできるだけ休憩をせずに車を走らせ続けた。
その結果、献血ルームに着いたときにはお腹が減って目が回ってきた。
おっさんはふらつく足で受付を済ませてソファーに座った。
すると目の前に惣菜パンがあったのだ!
これは夢か幻か。
いやいや、これは現実だ。
これは珍しい。
自由にパンを食べられるところは始めてだ。
(あとになって分かったのだが、献血したあとにパンと牛乳を1つずつ貰うシステムになっていた。)
献血前にパンを1つ、献血後にさらにパンを1つ、合わせて2個も食べた。
お陰で無事に献血を終えることができた。
普段、このようなことはしないのだが、お腹が減りすぎてガッツいてしまった。
まあたまにはこういうこともあるだろう。
見た目が見た目だけに、食べ物欲しさにやって来た人間だと思われたかもしれない。
パン一個で行き倒れになることを回避できたと思えば安いものだ。
献血ルームをあとにすると、再びジムニーを南に向かって走らせる。
ガソリンの残量が半分を切ったところで、ガソリンを給油した。
ガソリンが安かったので入れておこうと思った。
ついでにオイル交換をしようと思ったが、凄く高くて諦めた。
その後、オイル交換したいなあと思いながら車を走らせていると、おっさんの願いは通じた。
なんと一台999円でオイル交換してくれるお店が見つかったのだ。
こんな安いところ、名古屋付近でも滅多に見かけない。
以前、山林探しのときにも車検のコバックでお世話になった。
餌だけとって逃げてしまう客なのが見え見えだが、きっちりオイル交換をやってくれた車検のコバックに感謝する。
どうもありがとう!
オイル交換をすると、劇的にエンジンが静かになって動きが滑らかになった。
普段暴れん坊と呼んでいるシフトレバーから伝わる振動も凄く静か。
去年の北海道ではオイル交換をせずに走らせてしまったので、今年は5,000キロで行いたかった。
それがあっけなく叶えられて凄く嬉しかった。
昨日は久しぶりのロングドライブに疲れたので、無理をせずに平泉手前の道の駅「みずさわ」で泊まった。
スッキリと晴れ渡った行楽日和となって交通量が多くて消耗が激しかった。
町の中の車中泊の場合は、無難に道の駅で泊まる。
土地勘のない場所で絶好の車中泊場所を見つけるのは難しい。
まあ、見つかったら儲けもの、くらいに考えておいた方がいい。
中尊寺(ちゅうそんじ)
今日はちょっと気になった中尊寺に寄ってみることにした。
道の駅から近い場所にあったためだ。
中尊寺といえば金色堂で、2011年に世界遺産に登録された観光スポットだ。
駐車場があるか気になったので、ネットで調べて見ると、有料駐車場の他に無料の駐車所もあることが分かった。
スマホナビに従って駐車場まで進む。
やって来たのは中尊寺交差点前の平泉レストハウス。
交差点のところに無料Pの標識あり。
無料という文字は絶対に見逃さない。
無料駐車場は一番奥にある。
標識に従って奥の方にゆく。
なぜ、無料となっているのか。
それは平泉レストハウスは食事や土産物を買うことができるお店だから。
無料で停めてもらって、お店に寄ってもらうという作戦だ。
有料駐車場は近いらしいが、ご利益を得ようというのに楽をしてはダメ。
それに杉並木を見ながら歩いたほうがいい。
途中にいくつかお堂もある。
それを見逃さない手はない。
見事な杉並木の道をゆく。
ほうきで掃き清められていて凄くきれい。
今日はおっさんのクソ坊主センサーは反応してしまうのか!
参道脇にあった弁慶堂による。
弁慶と言えば、かの有名な義経に仕えた勇猛な武将だ。
それが祀られている。
鳥居が解体されて脇に置かれていた。
震災で危なくなったので、解体してしまったのか。
なんだかプラモデルのパーツみたいで面白い。
弁慶堂
この堂は通称弁慶堂という。
文政9年の再建である。
藤原時代五方鎮守のため火伏の神として本尊勝軍地蔵菩薩を杞愛后宮と称した●に義経公と弁慶の木像を安置す。
弁慶像は文治5年4月高館落城と共に主君のため最後まで奮戦した衣川中の瀬に立往生悲憤の姿なり。更に宝物を陳列国宝の碧及安宅の関勧進帳に義経主従が背負った●がある代表的鎌倉彫りである。立て看板より
震災にあったというのに基礎の痛みは見当たらない。
単に石の上に柱を乗っけているだけの方が地震に強いのか。
約200年前の建物か。
それほど古いわけではないなあ。
中尊寺山門
そしてこちらが本堂。
まだ早朝のため、人は疎ら。
中に上がって御本尊さんの顔をじっくりと拝ませて貰った。
奥に見えるのが金色堂を格納しているお堂。
外から見えないようになっている。
なんと金色堂と秘仏御開帳のセット料金は1,200円。
なんだか凄く高い気がしたので、これで帰ることにした。
下から上がって来る観光客とすれ違って中尊寺をあとにする。
お堂のアップ。
未練がましくズームで撮影する。
お金を払わないと見学できないとは。
このクソ坊主め!もう来ねーよ!
ここでクソ坊主センサーのメータが振り切れた。
ふう~危ない危ない。
お地蔵様、私の暴言をお許しください。
お寺全体の雰囲気はなかなか良かったな。
丁寧に掃除してあったし。
よし、先に進むぞ!
竹駒(たけこま)神社
途中、ヤマダ電機に寄って駐車場で休憩する。
天気が良すぎて暑いので、屋根がある駐車場で休みたかった。
それには家電量販店の駐車場が良い。
お昼を食べて一息付いたおっさんは、仙台市街地は迂回して南下する。
出発が早かったので、スムーズに市街地をパスすることができた。
その後、気になった神社に寄ってみた。
日本三大稲荷のひとつ竹駒神社だ。
お稲荷さんだけあって狛犬ならぬ狛キツネ。
なんとも大きな耳だ。
周囲の気配を探っているのか。
左側には子連れの雌キツネ。
こちらはなんだか可愛らしい。
朱色の大きな鳥居。
青空によく映えている。
立派な山門
参道をゆく。
赤いのぼり旗が並んでいる。
随身門
文化9年(1812年)の建造にかかる総欅の素木造りで形態均整を整えた江戸時代後期の秀作なり。
平成2年岩沼市の有形文化財に指定される。立て看板より
さらにもう一つの門があった。
先ほどの山門より少し小さめ。
赤色の巨大な提灯が下げられている。
本殿
七五三のお参りかなんかで、奥の方でなんかやっていた。
私はそんなことはお構いなしに、大きな柏手を打ち参拝を済ませた。
大きなしめ縄が取り付けられていた。
お供え物。
お稲荷さんだけあって、油揚げと卵。そして日本酒。
どれも傷まないうちに食べてしまうのだろう。
広大な無料駐車場
これは有り難い。
広い駐車場に停めてのんびりと参拝することができた。
境内の片隅で笛の練習をしていたおばあさんがいたが、余りの下手さに笑ってしまった。
でも不思議と不快な音ではなかった。
今日は予定通り相馬市内までやって来た。
すぐにでも駐車場の調査をやろうと思ったが、疲れた状態だったので止めておくことにした。
一月だけ駐車場を貸して欲しいなどという無理な注文なので、交渉は慎重にしないといけない。
疲れた状態では臨機応変な対応ができない。
まあ、明日はゆっくり目に出発して片っ端から当たってみようと思う。
そう言えば、今「珍夜特急」を読んでいるのだが、2ndシーズンは更に面白くなった。
私も来年はバイクで荒野を走りたくなった。
しかし、バイクとなると維持費や輸送費がかなり掛かってしまう。
バイクを買うと置き場所の問題(土地はあるが、盗難や汚れのこと)もあるし、メンテナンスもやらねばならない。
車両本体は無理なく買えるが、維持費と手間が凄くかかる。
(本体価格より維持費がかかるのが凄く嫌だ。ちびりちびりと毟られてゆく感覚。)
得られる自由と引き換えに新たな厄介ごともやって来る。
海外を走るとなると大型免許が欲しくなるが、教習所代とバイク本体が高く付くので、普通免許でも乗れる250ccになるだろうな。
以前、シェルパに乗っていたので、今回はセローかXRかのどちらか。
タンクが小さくて後続距離が短いので、特注の大型キャリアを付けて携行缶を積むことにしよう。
250ccの単気筒なら整備はなんとかなる。
タイヤ交換も自分でやっていたし。
最低限の予備パーツと工具を積載しておく。
う~む。なんだかバイクの旅が凄く面白そうだ。
しかし、保険やらメンテナンスのことを考えると怖くなってくる。
それにバイクに乗る暇だってそんなにない。
バイクにお金をつぎ込むならシーカヤックだとか渓流釣りの道具を揃えたいと思ったりもする。
やっぱり維持費にお金がかかるのがネックだな。
まあいい。
今回のみちのく潮風トレイルを歩きながら考えたらいい。
また今日もこんなとりとめのない内容となってしまったぞ。
さあて再び珍夜特急を読むとしよう。
おわり