石倉徹也
2016年10月3日14時41分
まばたきの回数と勝敗の関係を研究している米国の心理学者が、先月末に行われた民主党クリントン氏と共和党トランプ氏の直接対決となったテレビ討論会について調べたところ、トランプ氏の方が1分間に平均2割強多かった。過去の大統領選では9回中8回まばたきが多い候補が負けている。今後の行方はいかに?
調査したのは米ボストンカレッジのジョセフ・テッチ准教授(健康心理学)。まばたきは不安や緊張の指標になり、「あまりに多いと視聴者に、心の弱さや落ち着きのなさなどネガティブな印象を与える」と指摘する。
テッチさんが90分間に及んだ討論会を録画してまばたきを数えたところ、クリントン氏が1分間に平均55回だったのに対し、トランプ氏は69回だった。人間のまばたきは1分間に平均20回程度で、視聴者を意識するテレビ出演の場合は30~50回程度。トランプ氏の方が、ストレスをやや多く感じていたことを示唆しているという。討論会後の米CNNが行った世論調査でも、クリントン氏に軍配を上げた人が多かった。
直接対決前の演説を調べても、…
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朝日新聞国際報道部