「何もない状態から立ち上げ世界をリード」
愛知県にある基礎生物学研究所で大隅さんのもとで助教授として6年間、一緒に研究した大阪大学大学院の吉森保教授は、「長年苦労してきたのを見てきたので心から喜んでいます。大隅先生は何もない状態から立ち上げ、世界をリードしてきた。並大抵のことではない。賞を取ったことで、私たち同じ分野の研究者だけでなく、基礎生物学をやっているすべての人の励みになります。ことしは日本から出ないと思っていたが、3年連続のノーベル賞受賞は日本の科学がいかに優れているかの証しで、私たち後続も頑張らないといけないと思います」と話しています。