INTRODUCTION
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私達のグループは、27年前に酵母のオートファジーを発見して以来、一貫してその分子機構の解明を目指して研究を進めてきました。
世界に先駆けた遺伝学の適用による酵母のオートファジー遺伝子(ATG) の同定は、それまでのオートファジー研究を一変し、今日の爆発的な研究領域の展開の切っ掛けとなりました。
一方オートファジー研究にはまだ未解決の問題が山積しています。
その一つの理由は、依然として生化学的な解析が容易でないことに起因しています。
従って遺伝子と表現型の間のブラックボックスを埋める作業が必要です。
我々は今一度原点に返って,オートファジーによって、何時如何なる生理的条件下に、タンパク質のみならず核酸、脂質、それらの複合体が、どのような機構で分解されるかを解明することを目指して研究を進めています。
そのために酵母の膨大な遺伝学的な知見を背景に、酵母の系を最大限活用し、質量分析など最近の分析技術を活用します。
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