アフリカと言えば、貧富の差が激しい新興国という先入観があります。しかし、そんな思い込みが時代遅れのものになりつつあることを雄弁に語った、1枚の写真が注目を集めています。
新たな時代の到来を予感させる1台のMacBook
アフリカ全土に広がる30もの国から2,500名以上のプロ写真家が参加した写真コンテンスト「 Africa 2016 Photo Competition」で見事グランプリに輝いた作品は、ビクトリア湖で寒村の漁師がMacBookを片手に小舟を漕いでいるというもの。
寂れた風景に浮かび上がるAppleのロゴが異様な存在感を放っていますが、撮影したステフェン・シミユ氏によれば、これこそが今のアフリカを写した姿なのだそう。「確かにアフリカは新興国だ。でも、これを見て欲しい。1枚でアフリカの今を物語る写真を撮りたかった。このコンペティションは私にアフリカとは何かを真剣に考えさせてくれた」
また、同コンペティションを主催したAgility Africaの最高経営責任者(CEO)であるジェフリー・ホワイト氏も「歴史的な変革がアフリカで起きており、アフリカに住む人間にとってチャンスが訪れているということを雄弁に語っている」と絶賛しています。
この他には、15,000世帯に電気を供給できるルワンダのソーラーファームを写したものや、ジンバブエ・ハラレの地平線など、どれもアフリカの将来に可能性を感じる作品が受賞しています。
Source:Africa 2016,Biztech Africa
(kihachi)