沖縄本島地方に大雨などの特別警報 最大級の警戒を

沖縄本島地方に大雨などの特別警報 最大級の警戒を
猛烈な台風18号の接近によって、沖縄本島地方では久米島を中心に甚大な災害が発生するおそれがあるとして、気象庁は沖縄本島地方に大雨と暴風と波浪、それに高潮の特別警報を発表しました。沖縄本島地方では、久米島を中心にこれまで経験のないような暴風や高波、高潮による災害に最大級の警戒が必要です。
気象庁によりますと、猛烈な台風18号は3日夜遅くから4日の朝にかけて沖縄本島地方に最も近づく見込みです。
このため沖縄本島地方では台風の進路にあたる久米島を中心に、これまで経験のないような猛烈な風が吹き、沿岸は猛烈にしける見込みで、甚大な災害が発生するおそれがあります。
気象庁は午後7時2分、沖縄本島地方に大雨、暴風、波浪、高潮の特別警報を発表し、避難勧告や避難指示などの自治体の情報にしたがって避難するなど、安全を確保し、身を守るための行動をとるよう呼びかけています。

特別警報は最大級の警戒を呼びかけ

「特別警報」は従来の「警報」の基準をはるかに超えるような大規模な災害の危険性が非常に高い場合に、最大級の警戒を呼びかけるため、平成25年8月に導入されました。
このうち、台風の特別警報は数十年に1度の台風が近づくおそれがある際に、暴風、波浪、高潮、それに大雨の特別警報があらかじめ発表されることがあります。
このうち、沖縄県に接近する台風の場合は、中心気圧が910ヘクトパスカル以下、または最大風速が60メートル以上で接近する場合や、接近すると予想される場合を目安に特別警報が発表されます。
台風の特別警報はおととし7月の台風8号の際に沖縄県の各地に発表されました。