週の初めは10月からの新コーナーでお送りします。
私が子供の頃から慣れ親しんだゲーム達。今となっては見かける機会は減ってしまったけれどレトロゲーのキャラクターたちは記憶の中では今なお楽しく、そして懐かしい気持ちをもたらしてくれます。そんなキャラクター達をらくがきをして、当時の思い出と共に今の子供達に伝える小さな小さなきっかけを作っていくのがこのコーナーです。
モンスターメーカー2 ウルの秘剣より
主人公 ヴィーナ
心機一転した初回はGB版「モンスターメーカー2 ウルの秘剣」より主人公ヴィーナです。私の絵だとアレですが、実際の絵を見ると同世代の方ならなんとなく覚えている方もいるのではないでしょうか。当時、あの絵柄にはかなり心を捉まれておりました。今も等身低めのファンタジーキャラをついついらくがきしてしまうのは、モンスターメーカーの影響が残っているためのような気がします。
モンスターメーカーはカードゲームを中心として、メディアミックス展開していた作品です。そのTVゲーム版が「ウルの秘剣」となります。
タイトルが示す通り、ヴィーナがウルの秘剣を探すRPGとなっております。カードで隠された道をめくりながら進むダンジョンや、カード調の枠の中に表示されるキャラクターたちはカードゲーム派生の影響を強く感じさせるものでした。また女神転生シリーズのように敵モンスターを味方に引き込む事もできました。
私にとってのこのゲーム最大の思い出は、友人から借りたこのゲームのセーブデータを誤って消してしまった事です。誤ってデータを消したのは後にも先にもこの一回だけでしたが、隠蔽に必死で攻略本まで買ってデータ復旧のためにプレイを行い、最終的に元データよりも進んでしまうという、罪に罪を重ねるような事をしてしまいました。
あの時の焦り方は大人になった今、なかなか味わうことのできない種類のもので、今でも思い返すと心の中の何かがちょっと痛くなります。
結局それを言い出すこともできず、元より進んで、もしかしたらエンディング直前くらいのデータを上書きしたゲームを後日返す事になるのですが、その後にこのゲームについて友人から何か言われる事も無く、今に至ります。
あの時、友人は進んだデータを見てどう思ったのでしょうか。
もしかすると、既にこのゲームクリアをあきらめて、起動する事すら無かったのかもしれません。(割と難易度の高いゲームだったと記憶しています)
今となっては真相は藪の中です。